この記事では、犬・猫と一緒に海外へ渡航するために必要な手続き・書類・スケジュール・費用の目安を、国際ペット輸送のプロが徹底解説します。
結論:準備は出発の6ヶ月前から始めれば安心。正しい手順を踏めば、ほとんどの国にペットと一緒に渡航できます。
この記事でわかること
必要な手続きの全体像
マイクロチップ・ワクチン・検疫・書類の流れを時系列で整理
準備スケジュール
出発6ヶ月前〜当日まで、いつ何をすべきか一目でわかる
主要渡航先の条件
アメリカ・EU・東南アジアなど人気エリアの最新ルール
費用の目安
自力手配とプロに依頼した場合のコスト感
まず確認!海外赴任でペットを連れて行くための3つの必須条件
犬・猫を日本から海外へ連れて行くには、日本側の輸出検疫と相手国側の入国条件の両方を満たす必要があります。どちらか一方でも不備があると、渡航できない・入国拒否・空港で長時間足止めといった事態になりかねません。
まず押さえるべき3つの必須条件がこちらです。
| 条件 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| ① マイクロチップ装着 | ISO 11784/11785規格(15桁)のマイクロチップを装着 | ワクチン接種前に装着が必要。独自規格のチップは海外で読み取れないリスクあり |
| ② 狂犬病予防接種 | マイクロチップ装着後に狂犬病ワクチンを接種(生後91日以上) | 多くの国で「出発30日以上前かつ1年以内」の接種証明を要求 |
| ③ 狂犬病抗体価検査 | 指定検査機関で血液検査を実施し、0.5 IU/ml以上の抗体価を証明 | 結果が出るまで約2〜3週間。渡航先によって必要かどうかが異なる |
ペット海外渡航の準備スケジュール【6ヶ月前〜出発当日】
海外赴任でペットを連れて行く準備は、出発の6ヶ月前からスタートするのが安心です。特に抗体価検査が必要な国(EU・イギリス・オーストラリアなど)への渡航は、検査結果の待ち時間や再検査リスクを考慮すると余裕が必要です。
6ヶ月前:情報収集・マイクロチップ装着
渡航先の入国条件を確認し、マイクロチップが未装着なら動物病院で装着。ISO 11784/11785規格(15桁)であることを必ず確認してください。すでに装着済みの場合は番号を控えておきましょう。
5〜6ヶ月前:狂犬病ワクチン接種
マイクロチップ装着後に狂犬病予防接種を実施。初回の場合は2回接種が必要な場合があります。接種証明書にマイクロチップ番号が正しく記載されているか、その場で確認しましょう。
4〜5ヶ月前:抗体価検査(必要な国のみ)
狂犬病ワクチン接種後に採血し、指定検査機関(一般財団法人生物科学安全研究所など)に送付。0.5 IU/ml以上で合格です。結果が出るまで約2〜3週間かかります。
3〜4ヶ月前:渡航先の輸入許可申請
国によっては事前の輸入許可証(Import Permit)が必要です。インドネシア、オーストラリア、シンガポールなどは取得に1ヶ月以上かかる場合があります。航空会社へのペット輸送予約もこの時期に。
1〜2ヶ月前:追加ワクチン・寄生虫駆除
渡航先が求める追加ワクチン(混合ワクチンなど)や寄生虫駆除処置を実施。IATAの基準を満たすクレート(ケージ)の準備・慣らしトレーニングも始めましょう。
出発10日〜1週間前:健康診断・輸出検疫申請
獣医師による健康診断で英文の健康証明書(Health Certificate)を取得。NACCSで動物検疫所への輸出検査申請を行います。羽田空港は予約が非常に混雑しているため、2週間前までの申請・予約が推奨されています。
出発当日:輸出検査・搭乗
出発空港の動物検疫所で輸出検査を受けます。すべての書類(原本)を忘れずに持参。検査に合格すると輸出検疫証明書が発行され、渡航が可能になります。
必要書類チェックリスト
ペットの海外渡航では多くの書類が必要になります。一つでも不備があると出国できない可能性があるため、以下のチェックリストで漏れなく確認しましょう。
主要渡航先の最新ルール【2026年版】
日本人の海外赴任・移住先として人気の国・地域の入国条件を整理しました。各国の規制は随時変更される可能性があるため、渡航前に必ず最新情報を確認してください。
🇺🇸 アメリカ
- CDC Dog Import Formの事前提出が必須(2024年8月〜)
- すべての犬にマイクロチップ・生後6ヶ月以上が必要
- 狂犬病高リスク国からの入国は追加要件あり
- 日本は狂犬病低リスク国に分類
- 2025年8月〜「Certification of U.S.-issued Rabies Vaccination」フォームに変更
🇪🇺 EU(ヨーロッパ)
- 2026年4月22日〜新規則適用
- マイクロチップ必須+狂犬病ワクチン(出発21日前までに接種)
- 公式の動物衛生証明書(Animal Health Certificate)が必要
- 出発地で過去30日間に狂犬病の発生がないことの確認
- 日本からの場合、狂犬病抗体価検査が求められる
🇬🇧 イギリス
- マイクロチップ+狂犬病ワクチン+抗体価検査
- Animal Health Certificate(出発10日以内に取得)
- 到着後の隔離検疫は基本的になし(条件充足時)
- 犬は入国5日前〜24時間前にエキノコックス駆虫が必要
🇦🇺 オーストラリア
- 世界で最も厳しい検疫制度の一つ
- 輸入許可証の事前取得が必須
- 到着後10日間の係留検疫あり
- 出発180日前からの準備が推奨
- 犬種制限あり(一部の犬種は入国不可)
🇸🇬 シンガポール
- AVS(農食品獣医局)の輸入許可が必要
- 狂犬病ワクチン+抗体価検査
- 日本はカテゴリーBに分類
- 到着後30日間の自宅隔離が一般的
- 犬種制限・頭数制限に注意
🇹🇭 タイ
- 輸入許可証の事前取得が必要
- 狂犬病ワクチン接種証明
- 英文健康証明書
- 到着空港の検疫で書類確認後、通常即日解放
- 比較的スムーズに入国できる国の一つ
輸送方法の選び方|同伴(手荷物)vs 貨物(カーゴ)
ペットの輸送方法は大きく分けて2つあります。それぞれのメリット・デメリットを理解して、ペットの体格や渡航先に合った方法を選びましょう。
| 比較項目 | 同伴(受託手荷物) | 貨物(カーゴ) |
|---|---|---|
| 概要 | 飼い主と同じ便の貨物室で輸送 | 専門業者が手配し、貨物便で輸送 |
| 費用目安 | 数万円〜(航空会社による) | 十数万円〜(距離・サイズによる) |
| 手続き | 比較的シンプル | 通関手続き等が追加で必要 |
| 向いているケース | 小〜中型犬・猫、直行便利用 | 大型犬、複数頭、飼い主と別便で送る場合 |
| 注意点 | 航空会社により受入条件が異なる | 到着空港での受取手続きが必要 |
費用の目安
ペットの海外渡航にかかる費用は、渡航先・ペットのサイズ・輸送方法によって大きく変わります。主な費用項目を整理しました。
| 費用項目 | 目安金額 | 備考 |
|---|---|---|
| マイクロチップ装着 | 3,000〜5,000円 | 動物病院での施術費 |
| 狂犬病ワクチン接種 | 3,000〜5,000円/回 | 接種回数は状況による |
| 狂犬病抗体価検査 | 13,000〜15,000円 | 指定検査機関での費用 |
| 混合ワクチン | 5,000〜8,000円 | 渡航先の要件による |
| 英文健康証明書 | 3,000〜10,000円 | 動物病院により異なる |
| 航空会社のペット輸送料金 | 20,000〜100,000円以上 | サイズ・航空会社・路線で大きく変動 |
| IATA基準クレート | 10,000〜50,000円 | サイズにより大きく異なる |
| 輸入許可申請費 | 数千〜数万円 | 国・手続きにより異なる |
これらを合計すると、自力で全て手配した場合でも10万円〜30万円以上かかるケースが一般的です。さらに、書類不備による再手配や期限切れによるやり直しが発生すると、追加費用と時間がかかります。
PetAirJPNでは、複雑な手続きをまとめてサポートするプランを130,000円〜ご用意しています。書類不備のリスク軽減や、各種手配の時間短縮を考慮すると、専門家への依頼も選択肢の一つです。
よくある失敗例とその回避方法
海外赴任でペットを連れて行く際、準備不足や情報不足でトラブルになるケースは少なくありません。以下は実際によくある失敗例です。
よくある質問(FAQ)
PetAirJPNに相談すると楽になる3つの理由
書類不備リスクの軽減
渡航先の最新条件を確認し、必要書類をリストアップ。マイクロチップ番号の整合性チェックまで伴走します。
作業時間の大幅短縮
自力で約90〜125時間かかる準備を、約8〜11時間のお客様対応で完了できるよう支援します。
40カ国以上の対応実績
アメリカ、EU、東南アジアなど、幅広い渡航先の条件に精通。特殊ケース(大型犬・短頭種・多頭飼い)にも柔軟に対応します。
| サービス | 内容 | 料金(税別) |
|---|---|---|
| Aコース(出国のみ) | 日本→海外の輸送サポート | 130,000円〜 |
| Bコース(往復) | 日本→海外→日本の往復サポート | 200,000円〜 |
| Cコース(入国のみ) | 海外→日本の帰国サポート | 130,000円〜 |
早期予約割引(出発6ヶ月前までのご予約で10%オフ)や、複数頭割引(2頭目以降4割引)もご利用いただけます。
まとめ:ペットとの海外赴任を成功させるために
海外赴任・海外移住でペットを連れて行くことは、正しい準備をすれば決して難しいことではありません。ポイントは以下の3つです。
「何から始めればいいかわからない」「うちのペットの場合はどうなの?」という方は、お気軽にご相談ください。渡航先の条件確認から、あなた専用の準備スケジュール作成まで、無料でお手伝いします。
※ この記事は2026年3月31日時点の情報に基づいています。各国の規制・航空会社の条件は随時変更される可能性があります。最新情報は各国当局の公式サイトまたはPetAirJPNまでお問い合わせください。


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