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短頭種は飛行機に乗れる?航空会社別の受け入れ状況と対策【2026年8月版】

ペットの輸送手続き / 2026.04.03

最終更新日:2026年8月1日

フレンチブルドッグやパグなどの短頭種を飼っている方が、海外赴任・移住・旅行を控えて最初にぶつかる疑問——それが「うちの子は飛行機に乗れるのか」ということです。

短頭種は呼吸器の構造上、飛行機の貨物室での輸送にリスクが伴うため、多くの航空会社が受け入れを制限しています。とはいえ、すべての航空会社で乗れないというわけではなく、航空会社の選び方やルート、準備の仕方次第で選択肢は広がります。この記事では、主要航空会社別の受け入れ状況、貨物室と機内持ち込みの違い、渡航前に準備すべきことを2026年8月時点の情報でまとめました。

この記事でわかること

  • 短頭種が飛行機で負担が大きいとされる医学的な理由
  • 主要航空会社別・短頭種の受け入れ状況【2026年8月時点】
  • 短頭種でも一緒に海外へ行くための現実的な方法
  • 渡航前に準備すべきこと・必要書類
  • よくある失敗事例と回避策

短頭種とはどんな犬・猫の種類?

代表的な短頭種リスト

「短頭種(たんとうしゅ)」とは、鼻が短く顔が平らな骨格を持つ犬・猫の品種を指します。愛らしい見た目で人気が高い一方、この骨格そのものが航空輸送上のリスク要因になります。

種別 代表的な品種
犬(短頭種) フレンチブルドッグ、イングリッシュブルドッグ、パグ、ボストンテリア、シーズー、ボクサー、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、ペキニーズ、チャウチャウ、アフェンピンシャーなど
猫(短頭種) ペルシャ、エキゾチックショートヘア、ヒマラヤン、バーミーズ、スコティッシュフォールド(一部)など

なぜ短頭種は飛行機の負担が大きいのか(医学的理由)

短頭種は、程度の差はあるものの「短頭種気道症候群(BOAS)」と呼ばれやすい解剖学的な特徴(鼻腔が狭い・軟口蓋が長い・気管が細いなど)を持つ傾向があります。症状の有無や程度には個体差があり、すべての個体が同じように呼吸の負荷を抱えているわけではありませんが、こうした構造を持つ個体は通常時でも呼吸に負荷がかかりやすいとされています。

航空機の貨物室は与圧・温度管理が客室より変動しやすく、気温が高くなりがちな夏季や長距離フライトではペットへの負荷が増します。呼吸に余裕のない短頭種にとって、この環境は熱中症や呼吸困難のリスクを高める要因になり得ます。米国獣医師会(AVMA)も短頭種の貨物室輸送についてリスクを説明しており、多くの航空会社が独自の制限を設けている背景になっています(出典: AVMA「Air Travel and Short-Nosed Dogs FAQ」、2026年8月確認)。

重要:ここでいう「リスクが高い」は「乗れる可能性がまったくない」という意味ではなく、「他の犬種より慎重な準備が必要」という意味です。適切な準備・環境、そして獣医師による事前確認を行ったうえで渡航しているケースもあります。健康面のリスクや安全対策をさらに詳しく知りたい方は短頭種犬の国際輸送のリスクと安全対策もご覧ください。

国際線での短頭種の受け入れ状況【2026年8月時点】

短頭種の受け入れは航空会社によって対応が大きく異なり、多くは貨物室(カーゴ)での輸送を制限する一方、条件付きで受け入れる航空会社や機内持ち込みの余地を残すケースもあります。なお「カーゴ」という言葉は、旅客便の貨物室に受託手荷物として載せる方式と、貨物専用の航空貨物として輸送する方式の両方を指すことがあり、航空会社によって扱いが異なります。どちらに該当するかは利用する航空会社に直接ご確認ください。以下では主要航空会社ごとの最新状況を整理します。

主要航空会社別・短頭種可否一覧

情報の扱いについて:各航空会社のペットポリシーは年度・季節・路線・機材によって変更になる場合があります。最新の受け入れ条件は必ず各航空会社の公式サイトまたは予約窓口でご確認ください。以下は2026年8月時点で確認できた情報を基にまとめたものです。
航空会社 短頭種(犬)受け入れ 備考
ANA(全日本空輸) 輸送方法・季節により異なる 受託手荷物(荷物室・同旅客便)は夏季(5/1〜10/31)のみ短頭種の受け入れを制限し、それ以外の季節は条件付きで受け入れの対象です。客室内への同伴は一般的なペットでは難しいとされています(最新の可否は公式にご確認ください)。ANA Cargo(別建ての貨物輸送)は短頭種を通年受け入れていません。最新の公式案内を必ずご確認ください。
JAL(日本航空) 犬種によって異なる ブルドッグ・フレンチブルドッグはお預け(受託手荷物)の対象外とされています。パグ・ボストンテリアを含むその他の短頭犬種についても、受託手荷物と国際貨物とで対象外となる犬種が別途定められています。飼っている犬種がどちらの区分でどう扱われるかは、必ずJAL公式案内でご確認ください。
アメリカン航空(AA) カーゴでの受け入れ不可 短頭種・混血を含め、カーゴ(貨物室)での受け入れは行っていません。機内持ち込み(重量制限内・座席下に収納できるキャリー)であれば可能な場合があります。
ユナイテッド航空 カーゴでの受け入れ不可(未確認) 短頭種のカーゴ(貨物室)受け入れについては「行っていない」とする情報が複数ありますが、公式サイトでの一次情報の直接確認はできていません。一般の飼い主がカーゴでの輸送を希望する場合は、ペット専門の輸送サービスの利用も選択肢になります。渡航前に必ずユナイテッド航空へ直接ご確認ください。
KLMオランダ航空 貨物室(受託手荷物)は多数の短頭種が対象外 複数の短頭種が、旅客便の貨物室(受託手荷物)での輸送対象外とされています。貨物室と航空貨物(貨物専用便によるカーゴ輸送)は別区分で、対象犬種や条件が異なる場合があるため、飼っている犬種がどちらの区分でどう扱われるかは必ずKLM公式サイトでご確認ください。機内持ち込みサイズに収まる場合は可能なケースがあります。
トルコ航空(ターキッシュエアラインズ) 原則不可(公式未確認・要個別確認) 複数の独立した情報源は、短頭種のカーゴ(貨物室・受託手荷物)での輸送を原則不可としています。ただし公式サイトでの一次情報の直接確認はできておらず、過去には条件付き受け入れを示す情報もあったため、現時点の正確な運用は確定できていません。機内持ち込み(小型サイズ限定)であれば可能な場合があります。渡航前に必ずトルコ航空へ直接ご確認ください。
ルフトハンザ 貨物室(受託手荷物)は不可(公式未確認・航空貨物は別区分) 旅客便の貨物室(受託手荷物)では短頭種を受け入れていないとする情報が複数あります。貨物室と航空貨物(Lufthansa Cargoによる貨物専用輸送)は別区分で、対象犬種や条件が異なる場合があるため、どちらに該当し、どのような条件になるかは渡航前に必ずルフトハンザへ直接ご確認ください。機内持ち込みは小型サイズ限定で可能な場合があります。夏季は追加の温度制限が設けられる場合があります。
エミレーツ航空 原則不可(時期により例外の場合あり) SkyCargoでは指定された短頭種犬種をカーゴでの輸送対象外としています。時期によっては例外的に条件付きで受け入れの余地がある場合もあります。対象となる時期・条件は同社公式ページで必ずご確認ください。

情報源(各社公式ページ、確認日2026年8月): ANAJAL公式FAQAmerican Airlines CargoUnited AirlinesKLMTurkish AirlinesLufthansaEmirates SkyCargo。ただしUnited Airlines・Turkish Airlines・Lufthansaの3社については公式ページの内容を直接確認できておらず、複数の二次情報源による確認にとどまっています。規定は変更されることがあるため、渡航前に必ず各社公式サイトの最新情報をご確認ください。

夏季制限期間(季節によって変わるルール)

ANAは受託手荷物(荷物室)での輸送の場合、夏季(5/1〜10/31)に短頭種の受け入れを制限しており、それ以外の季節は条件付きで受け入れの対象です。一方、ANA Cargo(別建ての貨物輸送)は短頭種を通年受け入れていません。貨物室の温度管理が難しくなる夏季は、受け入れ条件を見直す航空会社が他にもある可能性がありますが、内容は各社で異なるため、渡航予定が夏季に重なる場合は利用する航空会社へ早めに直接確認することをおすすめします。

貨物室(カーゴ)と機内持ち込みの違い

短頭種の受け入れ制限は、主に「貨物室(カーゴ)での輸送」に向けられています。小型の短頭種で、航空会社が定める機内持ち込み用キャリーの寸法・重量に収まる場合は、機内持ち込みでの受け入れを認める航空会社もあります(寸法・重量の基準は航空会社ごとに異なるため、必ず利用する航空会社の公式ページでご確認ください)。ただし国際線では、機内持ち込みペット自体を禁止している路線・航空会社も多くあります。

海外移住・長距離渡航の場合、中型以上の短頭種は「専用の貨物便」または「ペット専門の輸送サービス」を活用する方法が現実的な選択肢になります。

短頭種のペット渡航、諦める前にご相談ください

「うちの子は乗れない」と思っていても、専門家と一緒に確認すると選択肢が見つかるケースがあります。まずは無料相談を。

それでもペットと海外に行く方法

短頭種でも、貨物便・専門輸送サービスの活用、経由地や季節の工夫、事前の動物病院での適性確認という3つのアプローチで渡航の選択肢が広がる場合があります。それぞれ具体的に見ていきましょう。

貨物便・専門輸送サービスを使う

通常の旅客便のカーゴでの受け入れが難しい場合、国際的に広く使われる基準(IATA Live Animals Regulationsなど)を参考にしたペット専門の航空輸送サービスや、専門ブローカーを通じた輸送手配を利用する方法もあります。サービス内容・温度管理や換気の基準は事業者によって異なるため、利用を検討する場合は各社に詳細をご確認ください。

PetAirJPNでは、短頭種の渡航に適した輸送ルート・航空会社・手配会社の選定をサポートしています。詳しくは国際ペット航空輸送の完全ガイドもご覧ください。

経由地・季節・ルートを工夫する

同じ目的地でも、どの航空会社で・どの季節に・どのルートで渡航するかによって、ペットを受け入れてもらえる可能性は変わります。夏季を避けた秋〜春の渡航、直行便または乗り継ぎ回数の少ないルートの選択、短頭種に対して柔軟なポリシーを持つ航空会社の活用などが有効な場合があります。

事前に動物病院で適性確認を受ける

渡航を検討する前に、かかりつけの獣医師に愛犬・愛猫の呼吸状態や健康状態について相談することをおすすめします。重度のBOASがある場合は、手術(軟口蓋切除術など)により呼吸が改善されるケースもあります。渡航可否を判断する前に、まず獣医師による適性確認を行うことが、動物福祉の観点からも大切です。

補足:手術・処置などの医療行為は動物病院が行うものです。PetAirJPNは輸送手配・書類準備のサポートを行いますが、医療判断・医療行為については専門の獣医師の指示に従ってください。

渡航前に準備しておくべきこと

短頭種の渡航準備は、一般的なペットの渡航よりも早めに動き出すことが大切です。渡航6か月前からのスケジュールの目安を、次のタイムラインにまとめました。

6M

渡航6か月以上前:方針決定・ルート確認

  • 航空会社ごとの短頭種ポリシーを調査
  • 目的国の動物検疫要件を確認(狂犬病抗体価検査が必要な場合は特に余裕を持って準備。日本からの輸出手続きの全体像は動物検疫所で確認できます)
  • かかりつけ獣医師に渡航可能か相談
  • PetAirJPNへの無料相談で全体スケジュールを把握
5M

渡航5か月前:検疫手続きの開始

  • マイクロチップ装着確認(ISO 11784および11785準拠)
  • 狂犬病ワクチンの接種・証明書取得
  • 目的国が狂犬病抗体価検査を求める場合は、採血・検査の手配が必要です(基準値・検査のタイミングは国・地域により異なるため、詳しくは動物検疫所等の最新情報でご確認ください)
3M

渡航3か月前:航空会社との確認・書類準備

  • 利用航空会社に短頭種受け入れの最新条件を直接確認
  • 航空会社が定める規格に適合するケージ・クレートの選定
  • 健康診断書・輸出検疫証明書等の取得開始
  • 目的国によっては事前輸入許可申請が必要
1M

渡航1か月前:最終書類・事前手配

  • 動物検疫所(犬、猫を輸出するには)への輸出検査の予約
  • 健康証明書の発行(渡航直前の有効期限に注意)
  • 航空会社へのペット搭載予約の最終確認
  • 当日の空港への移動手段・ペットタクシー手配
1W

渡航1週間前:最終チェック

  • 全書類の有効期限・内容確認
  • ケージへのペットの慣らし練習
  • 短頭種の場合は渡航当日の気温・体調に特に注意
  • 当日の空港での動物検疫の立ち会いスケジュール確認

主な必要書類・条件一覧

必要項目 内容 備考
マイクロチップ ISO 11784および11785準拠 未装着の場合は動物病院での装着が必要
狂犬病ワクチン接種証明 接種から有効期間内であることを証明する書類 接種から証明書発行までの期間に注意
狂犬病抗体価検査 渡航先が定める基準値の結果証明書が必要です(基準値・有効期間は国・地域により異なります。詳しくは動物検疫所等の最新情報でご確認ください) オーストラリア・ハワイ・グアム等では必要とされる一方、EUでは入国区分(狂犬病リスト対象国かどうか)によって抗体価検査の要否が変わる仕組みです。日本がどちらの区分に該当するかは確認時期により情報が変わり得るため、抗体価検査が必要かどうかは欧州委員会の公式ページで必ずご確認ください。ここで挙げるマイクロチップ・待機期間・AHCの要件は、飼い主同伴による非商用の渡航(一般的な旅行・引っ越し等)を前提としたEU規則です。貨物便や専門輸送サービスを利用する商用の移動には別区分の規則が適用される可能性があるため、その場合は利用する輸送事業者および欧州委員会に個別にご確認ください。非商用の渡航では、区分にかかわらずマイクロチップを狂犬病ワクチン接種より前に装着することが必要です。初めて狂犬病ワクチンを接種する場合は、接種完了から21日以上経過してから渡航する必要があります(有効期間内に継続して追加接種を受けている場合、この待機期間は不要です)。あわせて、2026年4月22日からEUの新しいペット渡航規則が施行されており、動物健康証明書(AHC)の取得も必要です。要件を満たすかどうかで渡航可否が変わるため、英国・アメリカ本土・カナダ等は制度が異なる点も含め渡航先別に必ず要確認
健康診断書(英文) 獣医師が発行する健康状態の証明書 航空会社・目的国の指定フォーム要確認。有効期限が短い場合あり
輸出検疫証明書 農林水産省動物検疫所が発行 出発前に動物検疫所で検査・申請が必要
輸入許可(必要な場合) 目的国の政府機関が発行する事前許可 ハワイ・グアム・オーストラリアなど、入国前の許可申請や独自の検疫条件を設けている国・地域があります。要否・条件は渡航先ごとに異なるため、各検疫当局の公式サイトで必ずご確認ください
クレート規格 IATA(Live Animals Regulations)の基準に適合したクレート 短頭種は、より余裕のあるサイズのクレートを推奨する航空会社もあります。具体的な基準は利用する航空会社にご確認ください

出典: 動物検疫所(日本側の輸出入手続き)。渡航先ごとの要件は国・地域や航空会社により異なるため、各国検疫当局・航空会社の公式サイトで最新情報をご確認ください(確認日: 2026年8月)。

よくある失敗事例と注意点

短頭種の渡航では、事前に準備をしていても当日や書類面で想定外の対応が必要になることがあります。ここでは事前に知っておきたい5つの注意ポイントを紹介します。

当日空港で搭乗を断られた
予約時に確認していたにもかかわらず、チェックインカウンターで「短頭種は受け入れ対象外」と言われるケースがあります。航空会社のペットポリシーは変更されることがあり、予約時点の情報が搭乗当日まで同じとは限りません。渡航の直前(1〜2週間前)にも再確認することをおすすめします。
書類の有効期限が切れていた
健康診断書は「渡航日の〇日以内」という有効期限が設定されていることが多く、取得時期が早すぎると渡航日に無効になっていることがあります。書類ごとに有効期限が異なるため、一覧管理が必要です。
経由便の乗り継ぎ空港でのトラブル
出発空港では問題なく手続きできても、経由地の規則や一時預かり環境は航空会社・空港によって異なり、体調面や追加書類の対応が必要になる場合があります。直行便が取れない場合は、経由地での取り扱いについても事前に確認しておくことが大切です。
クレートが航空会社の規定サイズに合わなかった
ペットが中で自然な姿勢で立ち、向きを変えられるサイズという基準があります。短頭種は体格に比してずんぐりした体型のものが多く、見た目で「これくらいで大丈夫」と判断すると不適合になることがあります。渡航前に必ず航空会社のサイズ規定と照合してください。
夏の出発で熱中症リスクを過小評価していた
出発当日の地上気温が高い場合、航空会社が「気温が基準値を超えている」として搭載を見送るケースがあります。特に夏季の日中便は要注意です。短頭種の場合は早朝便・夜便の選択が現実的な対策になることがあります。

よくある質問(FAQ)

Q. フレンチブルドッグはどの航空会社でも乗れないのですか?
ANAでは、受託手荷物(荷物室)による輸送であれば夏季(5/1〜10/31)を除いて条件付きで受け入れの対象になり得ます。一方、アメリカン航空はカーゴ(貨物室)での受け入れを行っていません。KLMは旅客便の貨物室(受託手荷物)では受け入れ対象外とされています(貨物室と航空貨物は別区分のため、必ずKLM公式サイトでご確認ください)。エミレーツ航空も時期による例外を除き原則不可とされています(対象時期は公式サイトでご確認ください)。ルフトハンザは旅客便の貨物室(受託手荷物)で短頭種を受け入れていないとする情報が複数あります(貨物室と航空貨物は別区分のため要確認)。トルコ航空・ユナイテッド航空についても、カーゴでの受け入れを行っていないとする情報が複数ありますが、公式サイトでの直接確認はできておらず、現時点で確定的な情報とは言えません。渡航前に必ず各社へ直接ご確認ください。小型で機内持ち込みサイズに収まる場合のみ客室同伴が可能なケースもあります。すべての航空会社で乗れないというわけではなく、条件付きで受け入れる航空会社や、ペット専門の航空輸送サービスを利用する方法もあります。まず専門家に相談し、現在の選択肢を確認することをおすすめします。
Q. 猫の短頭種(ペルシャ・エキゾチックショートヘア等)も同じ制限がありますか?
はい、猫の短頭種も同様の制限対象になる場合があります。ペルシャやエキゾチックショートヘアなどは呼吸器の構造が短頭型のため、多くの航空会社が犬の短頭種と同様に制限を設けています。ただし犬とは別に判断される場合もあるため、必ず航空会社に個別確認をしてください。
Q. 短頭種を機内に持ち込む(客室同伴)ことはできますか?
小型の短頭種で、機内持ち込みサイズ(航空会社が定めるキャリー寸法・重量以内)に収まる場合、客室への持ち込みを認める航空会社もあります。ただし国際線では機内ペット持ち込み自体を禁止している路線・航空会社が多く、日本発の長距離国際線では基本的に機内持ち込みは難しいとお考えください。キャリーの寸法・重量基準は航空会社ごとに異なるため、詳細は各航空会社の最新案内をご確認ください。
Q. EU・英国・オーストラリアなど検疫の厳しい国への渡航はどうなりますか?
渡航先によって検疫条件は大きく異なります。EUでは、狂犬病の発生状況等に基づく入国区分(リスト対象国かどうか)によって狂犬病抗体価検査の要否が変わります。日本がどちらの区分に該当するかは確認時期により情報が変わり得るため、抗体価検査が必要かどうかは断定せず、欧州委員会の公式ページで必ずご確認ください。ここで挙げるマイクロチップ・待機期間・AHCの要件は、飼い主同伴による非商用の渡航(一般的な旅行・引っ越し等)を前提としたEU規則です。貨物便や専門輸送サービスを利用する商用の移動には別区分の規則が適用される可能性があるため、その場合は利用する輸送事業者および欧州委員会に個別にご確認ください。非商用の渡航では、区分にかかわらずマイクロチップを狂犬病ワクチン接種より前に装着することが必要です。初めて狂犬病ワクチンを接種する場合は、接種完了から21日以上経過してから渡航する必要があります(有効期間内に継続して追加接種を受けている場合、この待機期間は不要です)。2026年4月22日からEUの新しいペット渡航規則が施行されており、動物健康証明書(AHC)の取得も必要です。こうした基本要件を満たすことで、通常は追加の係留なしで入国できるとされていますが、実際にはペット同伴者の条件・健康状態の確認・入域できる地点の指定など他にも条件があり、AHCの有効期間を含む詳細は変更される可能性もあるため、渡航前に必ず欧州委員会の最新情報をご確認ください(出典: 欧州委員会、2026年8月確認)。英国(UK)はEUとは別の制度のため、まとめて考えずに渡航先ごとに最新の要件をご確認ください。オーストラリアでは到着後、一定期間の係留検疫が必要とされています。具体的な日数を含む最新の要件は、在日オーストラリア大使館などの公式情報で必ずご確認ください。ハワイとグアムはそれぞれ別の検疫当局が所管しており、必要な手続きや条件も異なります。ハワイ・グアムへの渡航を検討する場合は、それぞれの検疫当局公式サイトで個別に最新の要件をご確認ください。短頭種の場合は検疫条件に加えて航空会社選定の難易度も上がるため、早期からの計画がより重要になります。動物検疫ガイドも参考にしてください。
Q. 短頭種の手術(軟口蓋切除など)を受ければ渡航できるようになりますか?
手術によって呼吸状態が改善されれば、渡航の選択肢が広がる可能性があります。ただし手術の適否や術後の健康状態については、獣医師による医学的な判断が必要です。渡航が実際に可能かどうかは、健康状態に加えて航空会社の受け入れ条件や渡航先の検疫当局の要件によっても決まるため、獣医師への相談とあわせて航空会社・検疫当局への確認も必要です。手術を検討する場合は早めにかかりつけの獣医師にご相談ください。PetAirJPNは輸送手続きのサポートを行いますが、医療判断については専門の獣医師の指示に従っていただく形になります。
Q. 短頭種でも海外旅行(一時的な渡航)に連れていけますか?
短期旅行でも、渡航先の動物検疫要件・航空会社のペットポリシー・帰国時の検疫手続きはすべて適用されます。渡航先によっては帰国時に係留検疫が発生する場合もあるため、旅行の場合でも必ず事前に条件を確認することが大切です。日本への帰国ガイドも参考にしてください。

PetAirJPNが短頭種の渡航をサポートできること

PetAirJPNは、航空会社・ルート選定のアドバイス、書類準備のスケジュール管理サポート、そして「乗れないかも」という不安に一緒に向き合う相談対応という3つの面で短頭種の渡航をサポートします。

航空会社選定・ルート選定のアドバイス

「この時期・この目的地・この犬種」で受け入れてもらえる可能性が高い航空会社とルートの組み合わせを一緒に探します。航空会社のポリシーは頻繁に変わるため、最新情報をもとにした選定が重要です。

書類準備・スケジュール管理のサポート

輸出検疫・健康証明書・抗体価検査・輸入許可申請など、複数の書類を期限内に揃えるスケジュール管理のサポートを行います。健康診断書などの証明書は、航空会社や目的国によって求められる形式・内容が異なる場合があるため、早めの確認をおすすめします。サポート内容や費用はペットのサイズ・ルート・利用する航空会社によって異なるため、まずは無料相談でご確認ください。詳しくはワクチン・抗体価検査の完全ガイドもご覧ください。

「乗れないかも」という不安に、一緒に向き合います

「どうせ無理」と諦める前に、まず現状の選択肢を整理することが大切です。PetAirJPNでは短頭種の渡航に関するご相談を承っており、状況に応じた現実的な方法を一緒に探します。搭乗前の準備をさらに詳しく知りたい方は短頭種犬の飛行機搭乗完全ガイド(準備チェックリスト)もあわせてご覧ください。

🐾 短頭種のペット渡航、まずは無料相談から

渡航先・出発希望時期・ペットの状況をお知らせください。
航空会社の選定からルート・書類準備、動物検疫対応のご案内まで、まとめてサポートします。

完全無料|オンライン対応可|土日祝も受付

まとめ

短頭種の国際線渡航は「制限が多い」というのは事実ですが、「乗れる可能性がまったくない」わけではありません。大切なのは早めに動くこと、そして正確な情報を持つ専門家と一緒に選択肢を探すことです。

ANAは受託手荷物(荷物室)での輸送であれば、夏季(5/1〜10/31)を除いて短頭種の受け入れ対象になり得ます(詳しくはANA公式ページでご確認ください)。JALは犬種によって受け入れの可否が分かれ、受託手荷物と国際貨物とで扱いも異なるため、対象となるかは必ず公式サイトでご確認ください。ほかにも条件付きで受け入れる航空会社や、ペット専門輸送サービスを使ったルートがあります。まず国際ペット輸送の完全ガイドで全体像を把握し、専門家への相談を通じて自分のケースに合った方法を見つけてください。

執筆: PetAirJPN 編集部(国際ペット輸送の実務チーム)

※この記事の情報は2026年8月時点のものです。各国の検疫規制・航空会社のペットポリシーは予告なく変更されることがあります。本記事は一般的な情報提供であり、個別の渡航可否・要件の確定判断は、各国当局・動物検疫所・航空会社の最新の公式情報を必ずご確認ください。

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