最終更新日:2026年10月8日
本記事は2026年9月9日時点の一般情報です。検疫条件は出発地、飼育・接種履歴、経由地などで変わり得ます。最新条件は日本の動物検疫所、渡航先国の検疫当局、利用する運航航空会社で確認してください。動物検疫所の輸出案内が最初の確認先です。
海外への出発と日本への帰国では何が違いますか?
海外へ出発するときは日本の輸出検疫と渡航先の輸入条件を、帰国するときは滞在国の輸出手続きと日本の輸入条件を確認します。日本で出国の検査を受けたことだけで、相手国への入国や将来の日本帰国まで済むわけではありません。動物検疫所「犬、猫を輸出するには」
| 移動の場面 | 先に確認する窓口 | 準備の軸 |
|---|---|---|
| 日本から海外へ出発 | 日本の動物検疫所と渡航先当局 | 相手国の条件に沿った処置と、日本側の検査・証明 |
| 海外から日本へ帰国 | 日本の動物検疫所と滞在国当局 | 日本の地域区分、過去の処置、届出、政府機関の証明 |
| 第三国で乗り継ぎ | 経由地の当局と各区間の運航会社 | 経由に伴う追加条件、引き継ぎ、クレートの扱い |
表は確認先を整理したものです。輸送方法は機内持ち込み・受託手荷物・航空貨物の違いで比較できます。人の予約とペットの予約は、両方の条件を確認してから合わせていきましょう。
最初にどの情報を整理すればよいですか?
最初に整理するのは、旅行日程だけでなく、その犬猫がどこで暮らし、どの処置を受けてきたかという履歴です。手元の資料を「持っている」「確認中」「これから準備」に分けると、次に誰へ聞くかが見えます。以下は本記事で作成した整理用チェックリストで、実際の顧客事例や審査結果ではありません。
| 整理する情報 | 自分用メモに残す内容 | 分からないときの確認先 |
|---|---|---|
| 移動の予定 | 出発国、到着国、経由地、希望時期、帰国の可能性 | 家族・勤務先など予定を決める人 |
| 飼育の履歴 | 暮らした国・地域と期間 | 手元の記録、必要に応じ当局 |
| 個体識別 | チップ装着記録と各証明書の番号の一致 | 動物病院 |
| 予防接種 | 接種日、製品、有効免疫期間 | 接種した獣医師 |
| 抗体価検査 | 採血日、検査機関、結果通知書の有無 | 動物病院・検査機関 |
| 航空輸送 | 品種、体格、クレート、運航会社、各区間 | 運航航空会社 |
この表の数値や記録を公開コメント欄へ書く必要はありません。初回相談では行き先と時期など、予定の概要から始められます。証明書の提出方法は担当者の案内を受けて確認しましょう。
マイクロチップ・接種・抗体価検査はどの順番ですか?
処置の順番は、何の国の条件を満たすためかを決めてから確認します。日本帰国の通常の「指定地域以外」の案内では、チップによる個体識別、複数回の狂犬病予防注射、抗体価検査へと進む流れが示されています。一方、日本から外国へ向かう条件をすべて「接種2回」で固定することはできません。AQS指定地域以外編
確認の順番は次のとおりです。
- チップが読めるか、証明書の記録と一致するかを動物病院で確認します。
- 既存の接種が対象の手続きで扱えるかを確認してから、追加処置を相談します。
- 抗体価検査が必要な場合は、採血時期と受け付けられる検査機関を確認します。
- 結果だけでなく、採血日と有効期間を帰国予定日と並べます。
チップの規格だけでなく、処置時に同じ個体として確認されているかも見落とせません。先に接種した記録がある場合は、自己判断でやり直す前にAQSと獣医師へ相談してください。詳しくは狂犬病抗体価検査と待機期間の考え方で整理しています。
検疫の申請と検査はいつ進めますか?
申請期限、検査を受ける期間、渡航準備の総期間は別々に管理します。書類を提出する日だけをカレンダーに入れても、接種や検査の準備が終わるとは限りません。出発日が決まる前から、すでにある記録の確認を始めると、日程を組み直す余地を持てます。
2026年9月に確認したAQS案内では、日本の輸出検査申請は輸出の14日前まで、検査は出発10日以内と案内されています。ただし相手国が検査期間を定める場合は、その期間の確認が必要とされています。「検査希望日の14日前」と置き換えず、輸出日との関係で確認してください。AQS輸出案内のSTEP4・STEP5
| カレンダーに分けて入れる項目 | 確認すること |
|---|---|
| 処置・採血 | 行き先で求められる順序と間隔 |
| 証明書の作成・確認 | 発行者、様式、原本、訂正に必要な時間 |
| 申請・届出 | 何の日を基準にした期限か |
| 出発前の検査 | 相手国が指定する期間と予約枠 |
| 出発・到着 | 運航便、現地検査、受取人の予定 |
予約先が複数ある場合は、担当者ごとに「いつまでに回答をもらうか」も書き足しましょう。日程と書類の整理を無料相談する
日本への帰国はどの条件で分かれますか?
日本へ戻る準備では、出発国の名前に加えて、飼養履歴と過去の処置を確認します。指定地域からの輸入、指定地域以外からの通常の輸入、日本出発前に帰国用の準備をした短期滞在では、読むべき案内が異なります。AQS指定地域編/AQS短期滞在編
「指定地域」は日本への輸入条件を読むための区分です。他国が同じ地域をどう分類するかとは分けて考えます。また、指定地域の空港を経由しただけで、指定地域で暮らした犬猫と同じ扱いになるとは考えないでください。
帰国準備で見落とすと影響が大きいのが、抗体価検査の有効期間と事前届出です。AQSでは日本到着予定日の40日前までの事前届出が案内されています。届出と抗体価検査の準備は別に管理し、帰国便を早める場合も先にAQSへ相談しましょう。帰国手続きを履歴別に確認する
国ごとの準備は、日本発のシンガポール移住ガイドなど、行き先別の案内に進んで確認できます。
犬と猫で確認することは違いますか?
犬と猫には共通する準備がありますが、病気の検査内容、ワクチン、輸入可能な空海港や品種の扱いまで同一ではありません。家族の犬と猫を一緒に移動する場合も、記録表はそれぞれ作りましょう。AQS輸出案内/AQS指定地域以外編
短頭種についても、犬だけ確認すれば済むとは限りません。航空会社によっては猫の品種も受け入れ条件に含まれます。シンガポール航空の犬猫の受託案内など、運航会社の最新案内を確認してください。短頭種の飛行機制限と相談の順番も参考になります。
検疫上の条件と体調面の判断は別に確認します。移動の負担に不安があるときは、便の予約前に獣医師へ相談し、無理のない予定に調整しましょう。
動物検疫に関係する費用はどう整理しますか?
費用を比べるときは、動物病院、検査機関、航空会社、専門家、現地の施設など、支払先と依頼範囲を分けます。「検疫費用」という合計だけでは、どこまで含まれるか分かりにくいためです。金額は個別見積もりと各機関の案内で確認してください。
- 動物病院:診察、チップ、接種、採血、証明書
- 検査機関:検査、検体の送付、再検査が必要になった場合
- 輸送:航空運賃、クレート、国内外の移動と引き取り
- 専門家:依頼する書類・申請業務と報酬
- 現地対応:許可、検査、係留、保管や日程変更に伴う費用
自分で準備する場合も、専門家に依頼する場合も、「自分が担うこと」「依頼先が担うこと」「別料金になること」を並べて比較すると判断しやすくなります。料金の入口はPetAirJPNの料金案内です。
動物検疫でよくある質問は何ですか?
FAQの公式確認先:AQS輸出案内/AQS指定地域以外編。
準備の順番が分からないときは何を相談できますか?
まだ行き先や日程が固まっていなくても、出発地、行き先の候補、犬猫の別、おおよその時期から相談を始められます。最初から全書類をそろえようとせず、手元にある記録と確認中の項目を分けて伝えましょう。
PetAirJPNは必要情報の整理や輸送に関する調整をサポートし、申請業務は必要に応じて行政書士等と連携します。
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執筆: PetAirJPN 編集部(国際ペット輸送の実務チーム)