「台湾への引越し、愛犬や愛猫も一緒に連れて行きたいけど、手続きが複雑そうで不安…」
海外へのペット輸送は、書類も多いし、専門用語も飛び交うし、何から手をつけていいか分からなくなりますよね。特に台湾は、しっかり準備しないと空港で足止め、なんて悲劇も起こりえます。
この記事では、日本から台湾へ大切な家族であるペットを連れて行くための手順、費用、注意点を、どこよりも分かりやすく解説します。
💡 結論:日本から台湾へのペット輸送は、しっかり準備すれば怖くない
日本は狂犬病の清浄国だから、決められた手順を踏めば、台湾到着後に長期間隔離されることは基本的にありません(自宅検疫7日間のみ)。
- 8ヶ月前からの早期準備:マイクロチップ、狂犬病ワクチン、輸入許可など、余裕を持ったスケジュールが成功のカギ。
- 書類の徹底管理:台湾側の「輸入同意書」と日本側の「輸出検疫証明書」が最重要。
- 航空会社の事前確認:特に短頭種は制限が厳しい。予約前に必ず確認。
基礎知識:台湾と日本、両方のルールを満たす必要がある
🇹🇼 台湾側のルール
- マイクロチップの装着、狂犬病の予防接種などを義務付け
- 事前に「輸入同意書」という許可証をもらわないと、そもそも台湾に入国できない
- 日本は狂犬病清浄国のため、台湾側で狂犬病抗体価検査は不要
🇯🇵 日本側のルール
- 動物検疫所で検査を受けて「輸出検疫証明書」を発行してもらう必要あり
- これを怠ると、狂犬病予防法に基づき20万円以下の罰金の対象になる可能性あり
💡 ポイント:両国のルールをどちらも満たす必要があります。片方だけではダメです。
手続き・準備の手順(8ヶ月前からスタート)
- 【8ヶ月前〜】準備開始:台湾の最新ルールを確認。ISO規格のマイクロチップを装着。
- 【7ヶ月前〜】狂犬病予防接種:輸送予定日の30日前〜1年以内に、不活化ワクチンを接種。生後90日以上が条件。
- 【輸送20日前まで】輸入同意書の申請 ← 最重要:台湾の動植物防疫檢疫署にオンラインか郵送で申請して「輸入同意書」を取得。
- 航空券・輸送スペースの予約:自分の航空券と同時に、ペットの輸送スペースを予約。
- 【出発10日前まで】輸出検査の申請:日本の動物検疫所に「輸出検査申請書」を提出。
- 【出発10日以内】輸出検疫:ペットと一緒に動物検疫所へ行き、検査を受ける。「輸出検疫証明書」を受け取る。
- 【出発当日】チェックイン:航空会社のカウンターで書類一式を提出。
- 【台湾到着後】検疫カウンター:書類を提出し、健康状態をチェック。不備がなければ自宅検疫7日間でリリース。
費用の目安
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| マイクロチップ装着 | 5,000円〜10,000円 | 動物病院による |
| 狂犬病予防接種 | 5,000円〜8,000円 | 1回あたり |
| 健康診断書・証明書発行 | 10,000円〜30,000円 | 複数書類の合計 |
| 航空運賃(受託手荷物) | 30,000円〜 | 航空会社、重量による |
| 輸送用クレート | 5,000円〜30,000円 | IATA基準適合 |
| 台湾側での手数料 | 約100台湾ドル | 現地で支払い |
| 合計(自分で手配) | 約10万円〜20万円 | あくまで目安 |
| 検疫代行サービス | +15万円〜30万円(PetAirなど) | |
航空会社の比較
| 航空会社 | 輸送方法 | 短頭種の対応 | 備考 |
|---|---|---|---|
| チャイナエアライン | 受託手荷物(貨物室) | 日本発着は12月〜3月のみ受付 | 機内持ち込み不可。B738型機はペット預かり不可。格闘犬種は輸送不可。 |
| エバー航空 | 受託手荷物(貨物室) | 北半球拠点は4月〜11月受付不可 | 機内持ち込みは介助犬のみ。東南アジア発着は通年不可。 |
| Peach | ペット輸送不可 | ||
💡 LCCはほぼ全滅です。フルサービスキャリアを選びましょう。料金は予約時に航空会社に直接確認が必要です。
よくある失敗・注意点
❌ 書類の不備は死活問題
「申請書のサイン漏れ」「ワクチン証明書の期限切れ」「パスポート番号の記載ミス」。こんな単純なミスで、空港で何時間も待たされたり、最悪の場合、日本に送り返されたりします。特に「輸入同意書」と「輸出検疫証明書」の内容が1文字でも違ったらアウトです。
❌ 航空会社のルールを甘く見ると詰む
「予約なしで空港に行ったら断られた」「クレートが基準を満たしてなくて買い直し」「うちの子、短頭種だった…輸送できないって言われた」。航空会社のルールは絶対です。
🚨 狂犬病非清浄国を経由すると最悪のケースも
狂犬病非清浄国を経由して積み替えた場合、返送・7日間または187日間の隔離・最悪の場合殺処分のリスクがあります。必ず直行便を選んでください。
対策・解決策
- 徹底した事前準備とダブルチェック:台湾と日本の公式サイトをブックマークして、常に最新情報を追う。チェックリストを作って一つずつ潰していく。
- かかりつけ医を最強の味方に:早い段階で獣医さんに相談して、健康状態のチェック、予防接種のスケジュール、証明書作成の段取りを一緒に立てる。
- クレートトレーニングは必須:出発の何ヶ月も前からリビングに置いて、おやつをあげたり、中で寝かせたりして、クレートに慣れさせておく。
- 専門家に頼る:PetAirのような国際ペット輸送のプロに任せるのも賢い選択。書類作成から航空会社とのやり取りまで、面倒な部分を全部巻き取ります。
よくある質問(FAQ)
Q1: 準備にはどのくらいの期間が必要ですか?
最低でも8ヶ月は見てください。台湾側の輸入許可申請や日本側の輸出検疫は、思ったより時間がかかります。
Q2: 費用は総額でいくらくらいかかりますか?
自分で全部やれば10万円〜20万円くらいが目安。代行を頼むなら、プラスで15万円〜30万円は見ておくと安心です。
Q3: 短頭種の犬(フレンチブルドッグなど)は台湾に連れて行けますか?
航空会社によります。チャイナエアラインは日本発着の場合12月〜3月のみ受付。エバー航空も北半球拠点では4月〜11月が受付不可なので、実質12月〜3月のみです。予約前に絶対に直接確認してください。
Q4: 台湾に着いたら、ペットは隔離されますか?
日本は狂犬病がない国なので、ルール通りに手続きすれば長期隔離は基本的にありません。書類チェックと健康確認後、自宅検疫7日間でリリースされます。
Q5: 複数のペットを同時に連れて行けますか?
できます。ただし、ケージは1匹に1つが原則。航空会社によっては、1人が予約できるケージの数に上限があるので、事前に確認が必要です。
まとめ
日本から台湾へのペット輸送、やるべきことは多いですが、一つ一つクリアしていけば、道は必ず開けます。大切なのは、「余裕を持った準備」と「正確な情報収集」。そして、「一人で抱え込まないこと」です。
免責事項
PetAirは手続き準備サポートサービスであり、輸出入許可の取得、フライトの確約、ペットの健康状態を保証するものではありません。動物病院での処置、ワクチン接種、空港搬入、健康管理は飼い主様の責任となります。
参考情報・出典
- 台北駐日経済文化代表処(犬猫輸入条件): https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/95269.html
- 台湾動植物防疫檢疫署(BAPHIQ): https://www.aphia.gov.tw/en/
- 動物検疫所(犬、猫を輸出するには): https://www.maff.go.jp/aqs/animal/aq12-1.html
- チャイナエアライン(ペット): https://www.china-airlines.com/jp/jp/fly/prepare-for-the-fly/baggage/pets
- エバー航空(ペットとのご旅行): https://www.evaair.com/ja-jp/fly-prepare/baggage/travelling-with-pets/


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