「マレーシアに愛犬や愛猫を連れて行きたいけど、手続きが複雑そうで何から始めたらいいの…?」そんな不安を抱えていませんか?
特に2024年からマレーシアの規制が厳しくなり、個人での準備では情報が足りず、空港でトラブルになってしまうケースも増えているんです。大切なペットとの渡航だからこそ、絶対に失敗したくないですよね。
こんにちは!私たちPetAir JPNは、これまで1,000頭以上のペットとご家族の海外お引越しをお手伝いしてきました。この記事では、専門家だからこそ知っている最新情報を基に、マレーシアへペットを連れて行くための「本当に大切なポイント」を、分かりやすく解説していきますね。
【重要】2025年マレーシアペット輸入の現実
まず結論からお伝えすると、マレーシアへのペット輸入は、正しい手順できちんと準備すれば大丈夫です。でも、その準備が少しだけ大変なのも事実。まずは現状を知っておきましょう。
📝 知っておきたい現状サマリー
- 準備期間は?:最低でも6〜12週間は見ておきましょう。
- 費用は?:ご自身で進めると6〜12万円、専門業者なら30〜75万円が目安です。
- 連れていけない犬種は?:秋田犬など、7犬種が指定されています。
- 検疫は必要?:幸い、日本は免除国の一つです!
- 自分で申請できる?:残念ながら、2024年から専門業者を通すことが必須になりました。
特に注意したいのが、輸入許可証の有効期間がたったの30日間だということ。タイミングを間違えると、せっかくの準備が水の泡…なんてことにもなりかねないんです。
お客様の声
言葉だけでは伝わりにくいかもしれません。そこで、実際に私たちのサポートをご利用いただいたお客様から寄せられた、心温まるメッセージを少しだけご紹介させてください。
「初めての海外輸送でも、心強かったです!」
「いつもあたたかくサポートしていただきありがとうございました。今があるのもPetAirさんのおかげです。初めてのことで分からないことだらけでしたが、なんでも聞けて、適切にアドバイスをいただけたこと、事前に余裕を持って準備ができるようアシストしてくださったことが特に心強かったです。本当にありがとうございました。」
▶︎お客様の声— 日本からマレーシアへワンちゃんと渡航されたHS様
「ギリギリの日程でも、プロの対応に感動しました!」
「輸送までギリギリのスケジュールにもかかわらず、無事にマレーシアまで愛猫を輸送することができ、本当に安心しております。タイトな日程で本当に間に合うのか不安でいっぱいでしたが、御社の迅速かつ的確な対応のおかげで、全てのプロセスをスムーズに進めることができました。特に、輸送直前の予期せぬトラブルにも冷静に対処していただき、プロフェッショナリズムを感じました。家族全員で新生活を始められたことに、大きな喜びと安堵を感じています。海外でのペット輸送に不安を抱える方々に、ぜひ御社のサービスをお勧めしたいと思います。」
▶︎お客様の声— タイからマレーシアへネコちゃんと渡航されたK様
専門家におまかせ!PetAir JPNの安心一貫サポート
「やっぱり自分だけでは難しそう…」と感じた方も、どうぞご安心ください。
私たちPetAir JPNでは、日本からの輸出手続きからマレーシアでの輸入許可取得、そして現地での検疫対応まで、すべてをワンストップでご依頼いただくことが可能です。
🤝 私たちがお約束できること
- 面倒な手続きは丸投げOK:提携している現地のプロフェッショナルと連携し、複雑な輸出入の手続きをすべて代行します。
- 確かな知識と経験:ペットの国際輸送実績に基づく豊富な知識で、大切なワンちゃん・ネコちゃんの安全な移動を徹底的にサポートします。
- ご家族の不安に寄り添う:ただ手続きをするだけでなく、ご家族の不安な気持ちに寄り添い、どんな小さな疑問にも丁寧にお答えします。
\ まずは無料で相談してみる /
どんな些細なことでも大丈夫です。専門スタッフが丁寧にお答えしますね。
MAQIS最新規制 – 何が変わったの?
2024年からの大きな変更点
Malaysia Quarantine and Inspection Services(MAQIS)が2024年に行った変更は、正直言ってかなり大きな影響があります。
💡 主な変更点
- 全てオンライン申請必須:紙の書類での申請は完全に廃止されました。
- 個人申請の完全禁止:必ず専門業者(登録代理人)を通す必要があります。
- DVSの事前承認制:MAQISの前に、まず獣医サービス部門(DVS)の承認が必要です。
法的根拠
- Malaysian Quarantine and Inspection Services Act 2011 (Act 728)
- Animal Act 1953 (Revised 2006)
- Customs (Prohibition of Imports) Order 2023
最近、「自分でやろうと思って書類を集めていたのに、途中で個人申請ができないことが分かって…」というご相談が本当に多いんです。時間を無駄にしないためにも、最初から専門業者にお任せいただくのがベストな選択です。
申請の流れはこう変わった
- STEP 1: DVSで事前審査
費用:RM5(約150円)/1頭
所要時間:3-5営業日
連絡先:skie@dvs.gov.my - STEP 2: MAQISで許可証発行
費用:RM2(約60円)/1頭
所要時間:1営業日
有効期間:30日間のみ(延長不可)
私たちの経験上、DVSでの審査が一番時間がかかります。余裕を持ったスケジュールを組むことが成功の秘訣です。
絶対に知っておきたい禁止犬種・制限犬種
完全に輸入が禁止されている犬種(7種類)
以下の犬種とその混血は、いかなる理由があってもマレーシアへの輸入は認められません。
- ピットブルテリア(アメリカンピットブル、アメリカンスタッフォードシャーテリアも含む)
- 秋田犬
- アメリカンブルドッグ
- ドゴ・アルヘンティーノ
- フィラ・ブラジレイロ
- 土佐犬
- ナポリタンマスティフ(2024年に追加)
💡豆知識
「日本の犬なのに秋田犬がなぜ?」と驚かれる方が多いですが、これは攻撃性の観点からリストに含まれているようです。
特別な許可があれば輸入可能な犬種(6種類)
以下の犬種は、MAQIS長官から特別承認を取得すれば輸入が可能です。
- ブルマスティフ
- ブルテリア
- ドーベルマン
- ジャーマンシェパード(ベルジアンシェパードも含む)
- ペロ・デ・プレサ・カナリオ
- ロットワイラー
📝 特別承認に必要なもの
- MAQIS長官からの書面による許可
- 居住地の安全性に関する証明
- 商業目的ではない旨の宣言書
- 散歩時にリードと口輪を必ず装着する旨の誓約書
この特別承認は、取得までに2-4週間かかります。該当する場合は、通常よりも早めに準備を開始する必要があります。
検疫免除国かどうかで大違い!
検疫が免除される8ヶ国
幸いなことに、日本は検疫免除国に含まれています。以下の国からの渡航で、条件を満たせば到着後すぐにお迎えが可能です。
- 日本
- イギリス
- アイルランド
- 北アイルランド
- オーストラリア(ただしヘンドラウイルス対策で10日間は必要)
- ニュージーランド
- スウェーデン
- ブルネイ
- シンガポール(6ヶ月以上の居住が条件)
✅ 免除の条件
- 出発国に6ヶ月以上居住していること
- 過去2年間、その国で狂犬病の発生報告がないこと
- 必要書類がすべて完璧に揃っていること
その他の国からは検疫が必要
免除国以外からの渡航には、以下の検疫期間が必要となります。
- 基本期間:7-14日間
- 最大期間:リスクに応じて最大6ヶ月
- 主な検疫施設:KLIA Sepang、ペナン国際空港、パダンベサール
- 1日あたりの費用:RM3-5(約90-150円)
⚠️ 注意事項
検疫施設の予約は2週間前までに必要です。特にKLIA Sepangは混み合うため、早めの予約が重要です。
書類準備 – ここが一番の難所!
マイクロチップ:最初の関門
⚠️ 絶対に守るべきルール
装着タイミングが最重要です。必ず狂犬病ワクチンを接種する前にマイクロチップを装着してください。この順番を間違えると、すべてのワクチン接種がやり直しになります。
- 規格:ISO 11784または11785準拠の15桁チップ
- 種類:暗号化されていないタイプのみ
- 使用不可:「999」から始まるチップは使えません
- 必須書類:獣医師の署名が入った装着証明書
マイクロチップについては以下の記事で詳しく解説しています。
ワクチン接種のスケジュール
狂犬病ワクチン
- 接種時期:生後3ヶ月以降
- 有効期間:マレーシア入国の30日以上前〜12ヶ月以内
- 種類:不活化または遺伝子組換えワクチンのみ
狂犬病ワクチンについては以下の記事で詳しく解説しています。
その他推奨ワクチン
- 犬:DHLPP(ジステンパー、肝炎、レプトスピラ、パラインフルエンザ、パルボウイルス)
- 猫:FVRCP(猫ウイルス性鼻気管炎、カリシウイルス、汎白血球減少症)
ワクチン接種に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
狂犬病抗体価検査(非免除国の場合)
日本からの場合は不要ですが、非免除国からはこの検査が必須です。
- 必要抗体価:≥0.5 IU/mL
- 推奨検査方法:FAVNまたはRFFIT
- 実施タイミング:狂犬病ワクチン接種から30日後、かつマレーシア入国の3-12ヶ月前
出発前の健康診断と寄生虫駆除
出発直前の準備も非常に重要です。
📝 健康診断チェックリスト
- 実施時期:出発の1週間以内
- 実施者:政府認定の獣医師
- 証明書の言語:英語またはマレー語
- 内部寄生虫駆除:出発2-7日前に実施(線虫・条虫)
- 外部寄生虫駆除:出発2-7日前に実施(ノミ・ダニ)
- 証明書への記載:ペット情報、ワクチン履歴、駆除記録、健康状態
航空会社選びも重要なポイント【日本発】
日本からマレーシアへは、いくつかの航空会社がペット輸送に対応しています。直行便か、乗り継ぎか、そして各社のルールによって選び方が変わってきます。ここでは代表的な航空会社を比較してみましょう。
日本の航空会社(JAL・ANA)
なんといっても日本語で相談できる安心感が最大のメリットです。日本の空港での手続きもスムーズに進めやすいでしょう。
- 特徴:原則として「受託手荷物」としてペットを預ける形になります。客室には一緒に搭乗できません(介助犬を除く)。
- 予約:ペットの輸送にはスペースの確保が必要なため、必ず航空券を予約する際に電話でペット輸送の申し込みが必要です。ウェブサイトだけでは完結しないので注意しましょう。
- 手続き:出発当日は、通常のチェックイン時間よりも早めにカウンターで手続きを行います。
外資系の航空会社(マレーシア航空・シンガポール航空など)
直行便や、ペットへの手厚いケアで定評のある会社を選ぶのも良い選択です。
- マレーシア航空:日本(成田・関空)からクアラルンプールへの直行便があり、移動時間を最短にできるのが魅力です。こちらも受託手荷物としての預かりになります。
- シンガポール航空:シンガポール経由となりますが、ペットフレンドリーな航空会社として世界的に評価が高いです。乗り継ぎ時間が長くなる場合は、ペットのケアについても相談してみると良いでしょう。
LCC(格安航空会社)の利用について
AirAsia(エアアジア)やZIPAIR(ジップエア)といったLCCでは、基本的に介助犬以外のペット輸送は受け付けていません。コストを抑えたい場合でも、ペットとの渡航ではLCCは選択肢から外れる点にご注意ください。
⚠️ 航空会社選びの共通チェックポイント
どの航空会社を選ぶ場合でも、以下の点は必ず事前に確認・準備しましょう。
- ケージの規定:IATA(国際航空運送協会)の基準を満たした、頑丈なケージ(クレート)が必要です。サイズや材質の規定を必ず確認しましょう。
- 犬種による制限:フレンチ・ブルドッグなどの短頭種は、呼吸器系のリスクから、航空会社や季節によって輸送が制限される場合があります。
- 季節・気温による制限:夏の高温時や冬の低温時には、ペットの健康を守るために輸送が中止されることがあります。特に夏場の午後の便は注意が必要です。
- 料金:ペットの輸送費用は、ケージのサイズや重量によって大きく異なります。必ず予約時に見積もりを確認しましょう。
ペット用ゲージ(クレート)については以下の記事で詳しく解説しています。
東マレーシア(サバ・サラワク州)は別世界!
管轄が本土と異なります
東マレーシアは、マレー半島本土とは全く異なる規則で運営されています。
- サバ州:州の獣医サービス・畜産業部門が管轄
- サラワク州:州の農業部門(獣医課)が管轄
サバ州の特殊ルール
⚠️ サバ州の重要ポイント
日本からでも狂犬病抗体価検査が必須(≥0.5 IU/mL)であり、最低30日間の検疫が必要です。本土から移動する場合も検疫対象となります。
- 検疫期間:最低30日、最大180日
- 検疫場所:パパールのキナルート獣医検疫所
- 費用(1日あたり):大型犬 RM5、小型犬・猫 RM3
サラワク州の特色
- 輸入許可の有効期間:3ヶ月(本土の30日より長い)
- 法的根拠:Veterinary Public Health Ordinance 1999
- 指定入港地:クチン国際空港、セナリ港のみ
現実的な費用とタイムライン
実際にいくらかかる?
- 免除国からDIY:3万円〜7.5万円
- 非免除国からDIY:6万円〜12万円
- 東南アジア域内移動:4.5万円〜12万円
- 専門業者に依頼:30万円〜75万円(フルサポート)
初めてペット輸入をされる方の9割以上が専門業者を利用されます。書類の複雑さや不測の事態への対応を考えると、賢明な選択と言えるでしょう。
どのくらい時間が必要?(理想のスケジュール)
- 3ヶ月前:マイクロチップ装着、狂犬病ワクチン接種
- 2ヶ月前:その他の混合ワクチン接種、抗体価検査(非免除国の場合)
- 1ヶ月前:DVSへの事前承認申請、航空便の予約
- 2週間前:MAQISへの輸入許可申請、検疫施設の予約(必要な場合)
- 1週間前:最終健康診断、健康証明書の取得
これはあくまで理想です。最短でも1.5ヶ月は必要ですが、リスクが伴います。特に年末年始や夏休みは、各種手続きに通常より時間がかかるため注意が必要です。
よくあるご質問
Q1: 個人で申請できませんか?
A: 残念ながら、2024年から個人での直接申請は完全に禁止されました。必ずMAQISに登録された代理人(専門業者)を通す必要があります。
Q2: いつから準備を始めれば良いですか?
A: 最低でも3-4ヶ月前からの開始をおすすめします。非免除国からや制限犬種の場合は、半年前から準備を始めると安心です。
Q3: 検疫は絶対に必要?
A: 日本を含む8つの指定国からで、かつ全ての条件を満たせば免除されます。それ以外の国からは最低7日間の検疫が必須です。
Q4: 雑種犬で、禁止犬種とのミックスか不明な場合は?
A: 禁止犬種の特徴が認められると、輸入が拒否される可能性があります。写真などによる個別審査となるため、心配な場合は事前にMAQISへ確認することをおすすめします。
Q5: 東マレーシアに直接入国できますか?
A: 可能です。ただし、本土とは全く異なるルールが適用されます。サバ州では最低30日間の検疫が必須など、各州の獣医局へ個別の確認が必要です。
Q6: コロナ禍以降の影響はありますか?
A: ルール自体に大きな変更はありませんが、運用面では登録代理人制度や書類審査がより厳格化されています。また、一部航空会社の減便が続いている影響もあります。
その他のよくある質問に関しては、以下のページからご覧になれます。
まとめ:安心・安全なペット輸入のために
マレーシアへのペットとの渡航は、正しい知識で計画的に準備を進め、信頼できる専門家と協力すれば、決して難しいものではありません。
📝 最後に覚えておきたい5つのポイント
- 準備は早めに:最低でも3〜4ヶ月前からスタートしましょう。
- 専門家は必須:2024年以降、個人申請はできません。信頼できるパートナーを見つけましょう。
- マイクロチップ最優先:何よりも先に、必ずワクチン接種前に装着してください。
- 許可証の期限は30日:渡航日から逆算して、ベストなタイミングで申請します。
- 東マレーシアは別ルール:渡航先がサバ州・サラワク州の場合は特に注意が必要です。
愛するペットとの新しい生活は、もうすぐそこです。そのための最初のステップを、私たちが心を込めてお手伝いします。
コメント