【2025年最新版】ペットとブラジル移住|専門家が徹底解説!準備から手続きまでの完全ガイド

国別ペット事情

「愛するペットと一緒に、地球の裏側ブラジルへ移住したい」
その強い想いとは裏腹に、何から手をつけて良いか分からず、途方もない手続きの山を前に立ち尽くしてはいませんか?

「書類は?費用は?そもそも、うちの子は長旅に耐えられるだろうか…」

そのお気持ち、痛いほどよく分かります。ペットとの海外引越しは、ご家族にとって一大プロジェクト。インターネットには断片的な情報しかなく、不安ばかりが募りますよね。

でも、ご安心ください。この記事では、これまで数千件におよぶペットの海外渡航手続きをサポートしてきた私たちPetAirJPNが、あなたの不安を解消し、愛するペットとのブラジル移住を成功に導くための具体的で正確なロードマップを、ステップ・バイ・ステップで詳しく解説します。

目次

📝 この記事を読めば明確に理解できること

  • いつから何を始めるべきか、具体的なタイムラインの全て
  • 日本とブラジル、両国で必要な全手続きと書類の詳細
  • リアルな費用の全体像と、予算の立て方
  • 絶対に避けるべき重大なリスクと、その回避策

もう一人で悩む必要はありません。さあ、私たちと一緒に、確実な一歩を踏み出しましょう。

ペットとのブラジル移住について、まずは専門家に相談してみませんか?
経験豊富なスタッフが無料でアドバイスいたします。

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⚠️ まず知るべき最重要ポイント

本題に入る前に、これだけは絶対にお伝えしなければならない、最も重要なことがあります。それは、「ブラジル入国の条件だけを見て準備を進めてはいけない」ということです。

ブラジルの輸入ルールは比較的シンプルで、実は「狂犬病抗体価検査」を必須としていません。そのため、「ブラジルに入国できるなら、それでいい」と片道切符の準備をしてしまう方が後を絶ちません。

🚨 「片道切符」という重大な落とし穴

これが、後々取り返しのつかない事態を招く、最大の落とし穴です。将来、たとえ一時的であっても日本へ帰国する可能性が1%でもあるなら、日本出国前の「帰国準備」が不可欠です。

なぜ「日本への帰国準備」が必須なのか

日本は、ブラジルを「狂犬病の非清浄地域」に指定しています。そのため、ブラジルから日本へペットを連れて帰るには、世界で最も厳しいレベルの検疫条件をクリアしなければなりません。

日本の動物検疫については以下の記事で詳しく解説しています。

📋 帰国時に必要な条件

  • マイクロチップ装着後の狂犬病ワクチン接種(2回)
  • 日本の指定検査機関で実施した狂犬病抗体価検査
  • 採血日から180日間の待機期間

もしこの準備を日本で行わずにブラジルへ渡航してしまうと、帰国時に最大180日間、空港の検疫施設にペットを預ける「係留検疫」が必要になります。これは、愛するペットと離れ離れになる計り知れないストレスと、数十万円単位の莫大な費用負担に繋がります。

💡 PetAirJPNからの重要アドバイス

ペットとの海外移住は、必ず「往復」を前提に計画してください。このレポートは、その「往復切符」を確実に手にするための、安全で後悔のない移住計画をご案内します。

📅 長期計画のロードマップ

📊 移住準備の全体フロー

出発7ヶ月以上前
基礎準備
出発2-3ヶ月前
公的手続き
出発15日前〜
最終準備
出発当日
ブラジルへ

ペットとのブラジル移住は、最低でも7〜8ヶ月を要する長期プロジェクトです。特にこの初期段階の準備は、全体のスケジュールを左右する最も重要な土台となります。

個人手配 vs 専門家への依頼

最初に、この複雑な手続きを「ご自身で進める(個人手配)」か、「専門の代行業者に任せる」かを決めましょう。

比較項目 個人手配(DIY) 専門業者依頼
費用 約15〜25万円 個人手配費用 + サービス料
時間・労力 膨大な時間と自己管理が必要 大幅な時間短縮
確実性 ミスのリスクが高い プロによる確実性
精神的負担 常に不安とストレス 安心してお任せ

🏆 PetAirJPNの専門性

私たちは単なる「代行屋」ではありません。複雑な国際検疫ルールを熟知し、獣医学的知識も持つ専門家チームが、お客様一人ひとりの状況に合わせた最適な渡航スケジュールを策定し、煩雑な書類作成から検疫所の申請までを完璧にサポートする「手続きのプロフェッショナル」です。

国際基準の獣医療手続き

国際的なペット輸送の準備は、信頼できる動物病院探しから始まります。全ての動物病院が輸出検疫に詳しいわけではないため、事前に経験の有無を確認しましょう。

STEP 1

ISO規格マイクロチップの装着

これが全ての土台です。国際標準化機構(ISO)規格の15桁のマイクロチップを装着します。この番号が、今後全ての書類であなたのペットを証明する唯一のIDとなります。必ず獣医師から「装着証明書」を受け取り、大切に保管してください。

マイクロチップについては以下の記事で詳しく解説しています。

STEP 2

狂犬病予防接種(2回)

マイクロチップを装着した後に、狂犬病ワクチンを接種します。1回目の接種から30日以上の間隔をあけて、2回目を接種。この順番と間隔は、後の抗体価検査のために非常に重要です。

狂犬病については以下の記事で詳しく解説しています。

STEP 3

狂犬病抗体価検査と180日間の待機

このステップが、あなたの移住計画全体のタイムラインを決定づけます。

  • 採血: 2回目の狂犬病ワクチン接種後、獣医師に採血してもらい、日本の農林水産大臣が指定する検査機関(例:生物科学安全研究所 RIAS)へ血液サンプルを送ります。
  • 検査: 血液中の狂犬病に対する抗体価が、規定値(0.5IU/ml)以上であることを証明します。
  • 最重要!180日間の待機: 規定値が確認された後、【採血日(採血日を0日としてカウント)+ 180日間】の待機期間が経過しなければ、帰国時に係留なしでの入国が認められません。

つまり、この待機期間が終わる日が、あなたが出国できる最も早い日を決定づけるのです。この検査結果自体の有効期間は、採血日から2年間です。

📋 公的手続きと航空券手配

いよいよ、両国政府への申請と、ペットの輸送手段を確保する核心部分に入ります。

日本からの「出国許可」:動物検疫所への輸出申請

日本の動物検疫所(AQS)へ、ペットを輸出するための届出を行います。これはPetAirJPNが代行する手続きです。

📝 申請の重要ポイント

  • 申請方法: 原則として「NACCS」というオンラインシステムを使って申請します。
  • タイミング: フライトが決まったら、できるだけ早く申請する必要があります。AQSは非常に混み合っており、特に羽田や成田などの主要空港では、希望日の2週間前には予約が埋まってしまうこともあります。
  • PetAirJPNのサポート: お客様から必要な情報(マイクロチップ情報、ワクチン証明書など)をお預かりし、私たちが責任を持って正確に申請と予約手配を行います。

ブラジルへの「入国許可証」:国際獣医証明書(CVI)の準備

ブラジル入国に必須の書類が、CVI(Certificado Veterinário Internacional)です。この非常に重要な書類の作成も、私たちがサポートします。

⚠️ CVIの重要事項

日本の政府機関による裏書が必須: 開業獣医師が作成しただけでは無効です。最終的に日本の動物検疫所(AQS)の獣医官が署名・押印した「裏書」があって初めて、有効な公文書となります。

記載必須内容:

  • 寄生虫駆除: CVI発行前15日以内に、内外寄生虫の駆除薬を投与した記録。
  • 臨床検査: CVI発行前10日以内に健康診断を受け、「輸送に適している」ことの証明。
  • リーシュマニア症: 過去にこの病気の診断歴がないことの宣誓。診断歴がある場合、入国が許可されない可能性があるため、必ず事前にご相談ください。

有効期間: CVIは発行日から60日間、ブラジル入国に有効です。

ペットのための空の旅:航空会社とクレートの準備

航空会社への予約や問い合わせは、飼い主様ご自身で直接行っていただく必要があります。ここでは、その際に失敗しないための専門的なポイントを解説します。

✈️ 航空会社予約の重要ポイント

  • 必ずご自身の航空券を予約する前に、航空会社の予約センターに電話し、ペットの輸送スペースを確保してください。搭載できる数には限りがあります。
  • ANAやJALなどの日系航空会社では、ペットは空調の効いた貨物室で「受託手荷物(AVIH)」として輸送されます。

📦 IATA準拠のクレート

  • 国際航空運送協会(IATA)の基準を満たす、頑丈で安全なクレート(輸送ケージ)は必須です。これはペットの命を守るための最も重要な投資です。
  • サイズは、ペットが中で自然に立ち、方向転換し、楽に横になれる十分な広さが必要です。
  • 出発の数ヶ月前から、クレートを「安心できる自分の部屋」として認識させる「クレートトレーニング」を必ず行いましょう。

ペットの輸送用クレートについては以下で詳しく解説しています。

🚨 短頭種の輸送制限について

フレンチ・ブルドッグ、パグ、シーズー、ペルシャ猫などの短頭種は、高温やストレスで呼吸困難に陥るリスクが高いため、多くの航空会社が輸送に厳しい制限を設けています。

特に夏季(5月〜10月頃)は、輸送が全面的に禁止される「エンバーゴ(輸送制限期間)」が設定されることがほとんどです。

このルールは航空会社が独自に定める最終判断です。該当するペットの飼い主様は、必ず航空券を購入する前に、輸送が可能かをご自身で航空会社に確認してください。

短頭種については以下の記事で詳しく解説しています。

📋 最終準備と出国当日

出発日が近づき、手続きはクライマックスを迎えます。正確さと迅速さが求められます。

最後の動物病院での処置

ブラジルの規定に合わせて、最後の獣医処置を行います。

CVI発行15日前以内

寄生虫駆除薬の投与

広範囲の内部・外部寄生虫の駆除薬を投与。

CVI発行10日前以内

最終健康診断とCVI作成

最終健康診断を受け、「輸送に適している」ことを証明してもらい、獣医師にCVIを完成させてもらいます。このCVI作成もPetAirJPNがサポートします。

日本政府の最終承認:動物検疫所での輸出検査

いよいよ、日本を出国するための最終関門です。PetAirJPNが予約手配した日時に、検査を受けていただきます。

🏛️ 輸出検査の詳細

場所: 出発空港の動物検疫所

持ち物: ペット本人、輸送用クレート、そしてこれまで準備した全ての書類の原本。

検査内容:

  • 書類審査: 獣医官が全ての書類を厳密にチェックします。
  • 臨床検査: ペットの健康状態を目視・触診で確認します。
  • マイクロチップ確認: リーダーで番号を読み取り、書類と一致することを確認します。
  • 最終裏書: 全てに問題がなければ、獣医官がCVIに日本の政府機関として公式な署名とスタンプを押します。これで、この書類が正式な「輸出検疫証明書」となり、ブラジル入国のための「通行手形」が完成します。

出発当日の流れ

出発数時間前

コンディション調整

乗り物酔いを防ぐため、食事は出発の数時間前に軽く済ませます。空港へ向かう直前に最後のトイレを済ませましょう。

出発3-4時間前

空港チェックイン

国際線出発時刻の3〜4時間前には空港に到着。航空会社カウンターで、AQSの裏書がある輸出検疫証明書を提示し、輸送費用を支払います。

チェックイン後

しばしの別れ

チェックイン後、ペットは航空会社のスタッフによって、空調の効いた静かな待機室へ運ばれます。鎮静剤の使用は、副作用のリスクからほとんどの航空会社で禁止されているため、絶対に使用しないでください。

出発当日の流れに不安はありませんか?
PetAirJPNでは当日サポートも承っております。まずはご相談ください。

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🇧🇷 ブラジル到着!新しい生活のスタート

長い旅の終わりは、新しい生活の始まりです。

ブラジル到着後の検疫手続き(VIGIAGRO)

到着直後

ペットの引き取り

到着後、手荷物受取所の近くにある特大荷物カウンターなどでペットと再会します。

検疫手続き

VIGIAGROによる検査

ブラジル農牧食料供給省(MAPA)の係官が、日本のAQSが裏書した輸出検疫証明書(CVI)の原本をチェックし、ペットの健康状態を目視で確認します。

手続き完了

入国許可

書類とペットに問題がなければ、その場で入国が許可されます。規定を満たしていれば、ブラジルに係留検疫制度はありません。

💡 PetAirJPNからのアドバイス

ご自身でフライトを手配される際は、VIGIAGROの係官が確実に勤務している平日の日中に到着する便を選びましょう。週末や夜間の到着は、予期せぬトラブルの原因となる可能性があります。

新しい環境への順応

🏠 新生活スタートのポイント

  • まずは休息を: 到着後の数日は、静かで安全な場所でゆっくり休ませてあげてください。使い慣れた毛布やおもちゃが、ペットの心を落ち着かせる助けになります。
  • 現地の動物病院探し: 移住先の都市で、事前に信頼できる動物病院をリサーチしておくと安心です。
  • 地域のルールを確認: ブラジルでも犬の登録義務などが法律で定められていますが、運用は地域によって異なる場合があります。お住まいの地域の市役所(Prefeitura)や動物病院で、必要な手続きを確認しましょう。

💰 費用とリスク管理

リアルな費用内訳

ペットのブラジル渡航にかかる、現実的な費用をご紹介します(ご自身で手配する場合)。

カテゴリー 項目 概算費用(日本円) 注記
獣医療・準備関連 獣医診察・証明書発行料 ¥10,000 – ¥20,000 複数回の通院が必要
ISOマイクロチップ装着・登録料 ¥5,000 – ¥10,000
狂犬病予防接種(2回) ¥6,000 – ¥10,000
狂犬病抗体価検査(RIAS等) ¥13,000 – ¥20,000 採血・送付費用を含む
混合ワクチン・寄生虫駆除 ¥7,000 – ¥13,000
IATA準拠輸送クレート ¥10,000 – ¥30,000+ ペットのサイズによる
航空会社関連 航空会社輸送費(国際線) ¥40,000 – ¥80,000+ 航空会社により大きく変動
合計(個人手配) ¥91,000 – ¥183,000+ 予備費も考慮することが重要

📝 費用に関する重要な注意事項

  • 上記はあくまで目安です。ペットの大きさや利用する航空会社、動物病院によって費用は変動します。
  • PetAirJPNのサポートをご利用の場合は、上記費用に加えて、別途サービス料金が発生します。
  • 予期せぬ追加費用に備えて、予算には余裕を持たせることをお勧めします。

専門家が警告する5つの重大リスク

🚨 リスク1:書類の不備

問題: 日付の間違い、署名漏れなど、些細なミスが全てを台無しにします。

回避策: 全ての書類を複数回チェックし、公的機関の最新情報を常に確認する。PetAirJPNのような専門家による書類作成・確認サポートが最も確実です。

⏰ リスク2:時間管理の失敗

問題: 「180日待機」や「出発10日前以内」などの期限を守れない。

回避策: PetAirJPNがお客様に合わせた最適な渡航スケジュールを策定し、タスクを管理します。

✈️ リスク3:航空会社の輸送制限(エンバーゴ)

問題: 短頭種や季節制限を知らず、直前に予約を拒否される。

回避策: 航空券購入前に、ご自身で航空会社へ直接問い合わせ、輸送可能であることの確認を書面(メール等)で取ることが不可欠です。

🦠 リスク4:リーシュマニア症の診断歴

問題: ブラジルへの入国が拒否される可能性があります。

回避策: 診断歴や流行地域での居住歴がある場合、計画の初期段階で必ず私たち専門家にご相談ください。

❤️ リスク5:ペットの健康とストレス

問題: 長旅はペットにとって大きな負担です。

回避策: 事前のクレートトレーニングと健康診断を徹底する。専門家の知見を元に、ペットにとって最も負担の少ない渡航プランを一緒に考えましょう。

🌟 PetAir JPN:愛するペットとの新しい人生を安全に実現

大切な家族の一員であるペットとの海外渡航。各国の規制や必要書類、輸送手続きなど、準備することが多く不安になるものです。

PetAir JPNは、そんな飼い主様の不安に寄り添い、渡航計画から到着までしっかりとサポートいたします。

🛡️ PetAirJPNのサポート内容

  • 渡航先の規制に応じた最適なプランのご提案
  • 必要な手続きと書類の準備サポート
  • 安全で快適な輸送方法のご案内
  • 出発から到着までの安心サポート

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  • 経験豊富なスタッフによる丁寧なヒアリングと対応
  • 各国の最新規制情報の把握と迅速な対応
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  • 24時間365日の緊急時サポート

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✅ ご相談は完全無料です
✅ 無料オンライン相談も可能です
✅ 土日祝も対応いたします (JST 10:00-20:00)

瀬戸里沙子|PetAirJPN 事業責任者・ペット国際輸送専門家

幼い頃から動物が大好きで、「動物たちの命を守りたい」という想いから愛玩動物看護師の道へ。現在はその経験を活かして、ペットの国際輸送専門家として、またPetAirJPNの事業責任者として、多くのペットとご家族の海外移住・旅行をサポートしています。
「大切な家族の一員であるペットと、どこの国でも一緒にいてほしい」そんな飼い主さまの願いを叶えるお手伝いをしています。一頭一頭の性格や体調に合わせて、できるだけストレスの少ない移動プランをご提案することを心がけています。ペットも飼い主さまも安心して新しい生活をスタートできるよう、心を込めてサポートいたします。

[保有資格]
愛玩動物看護師
動物衛生技術師(AHT)
動物医療技術師(VT)

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