ペットと一緒に海外旅行へ！準備から現地での過ごし方までの完全ガイド

「ペットと一緒に海外へ行きたい」「愛犬と海外赴任について行きたい」。そんな夢を実現するためには、事前の準備と信頼できるサポートが必要です。日本と各国それぞれで必要な書類や検疫手続きをきちんと済ませ、航空会社の規則への対応や旅先での生活環境を整えることで、大切な家族であるペットとの国際移動をスムーズに行えます。

ここでは、犬をメインに想定した「ペットと一緒に海外旅行を楽しむための完全ガイド」をご紹介します。

本記事は、国際ペット輸送のサポート実績が豊富なPetAirJPNの知見を踏まえながらまとめています。ペットと過ごす海外の旅や滞在が安全かつ快適になるよう、ぜひ最後までお読みください。

PetAirJPNについて

「大切な家族を海外に連れて行きたいけど、手続きが難しそう…」

そんな不安を抱えていませんか？ PetAirJPNは、あなたとペットの海外旅行・移住をトータルサポートする専門企業です。複雑な手続きや書類作成を代行し、ペットと一緒に安心して海外へ行けるようお手伝いします。

お客様に選ばれる3つの理由

1. ペットの安全を最優先：一頭一頭に合わせた最適なプランをご提案し、ストレスの少ない移動方法をご用意します

2. 専門知識を持つスタッフ：各国の最新規制や航空会社の基準を熟知したプロフェッショナルがサポート

3. きめ細やかなフォロー：出発前の準備から現地到着後まで、不安なくペットと旅できるよう伴走します

主なサービス内容

– 出国・入国の検疫手続き代行：煩雑な申請手続きを代行し、スムーズな出入国をサポート
– 必要書類の作成・申請サポート：英文健康証明書や輸出入許可申請など専門書類を準備
– 渡航前カウンセリング：ペットの状態や渡航先に合わせた最適なプランをご提案
– 輸送手配と現地対応：安全な移動手段の手配から、現地での受け取りまでをコーディネート

日本から犬を海外に連れて行くための手続き

海外渡航時に犬を同伴する場合、まずは日本出国時の動物検疫が必要です。必要な手続きを無視してしまうと、当日空港で出国できないリスクもあるため、早めに準備を進めましょう。

マイクロチップの装着

渡航する犬には、ISO規格(ISO11784/11785)準拠のマイクロチップ装着が必要になります。マイクロチップ番号は個体識別や各種証明書に記載されるため、すべての手続きの前提となります。

早めに装着し、獣医師発行の証明書を確保しておくことが大切です。

マイクロチップについては以下の記事で詳しく解説しています。

狂犬病ワクチン接種

ほとんどの国で、狂犬病予防接種の証明書が入国要件として求められます。初回接種の場合は、ワクチン接種後一定期間（21日、または30日など）経過後に渡航が可能となるケースが多いです。

国によっては二次接種まで必須となったり、追加のワクチンや寄生虫予防が求められる場合もあります。各国の規定を必ず確認し、接種タイミングと証明書の有効期限に注意してください。

狂犬病ワクチンについては以下の記事で詳しく解説しています。

健康証明書の取得

出発前、かかりつけ獣医師による健康診断を受け、「この犬は各種感染症に罹っていない」という英語（もしくは渡航先指定言語）の健康証明書を取得します。その後、空港の動物検疫所で行う輸出検査にこの健康証明書を提出し、最終的に「輸出検疫証明書」を発行してもらいます。

書類不備があると出国不可になる場合があるため、過去のワクチン接種歴や病歴も整理しておきましょう。

輸出検疫証明書の発行

出国予定空港にある動物検疫所に予約を入れ、渡航日当日もしくは直前に最終検査を受けます。健康状態に問題がなければ、輸出検疫証明書（Export Quarantine Certificate）が発行され、飛行機に搭乗可能となります。

書類はオリジナル（原本）を必ず持参。渡航先でも提示を求められることが多いので、コピーも用意しておくと安心です。

輸入国の要件：国による違い

各国の入国要件は大きく異なるため、渡航先に応じた確認が不可欠です。主な国・地域の例を挙げてみましょう。

アメリカ合衆国（米国）

日本は狂犬病清浄国として扱われており、狂犬病予防接種証明書や健康証明書を提示すれば基本的に検疫隔離なく入国可能です。

ただし、州によって追加規定やチェックがある場合があります。ハワイやグアムなど狂犬病のない地域は特に厳しい検疫手続きが必要です。

ハワイ、グアムについては以下の記事で詳しく解説しています。

EU諸国（ヨーロッパ）

マイクロチップ装着後に狂犬病ワクチンを接種し、その証明をEU統一様式の健康証明書に記載。

日本から直接渡航の場合、通常は狂犬病抗体価検査が不要な国が多いですが、イギリスなどではエキノコックス対策が追加で必要になるケースがあります。

オーストラリア

世界でも最も厳しい検疫制度を敷く国の一つ。

日本は比較的リスクが低い国として認められていますが、狂犬病抗体価検査やその他寄生虫検査など多岐にわたる事前準備が必須です。

入国後には、最低10日間の係留検疫が義務付けられています。

飛行機での移動：航空会社の対応とクレート選び

愛犬との海外渡航では、一般的に飛行機を利用します。安心かつ快適な空の旅にするため、航空会社の規定やクレートの条件を把握しておきましょう。

航空会社のペットポリシー

– 受託手荷物としての預かり: 多くの国際線ではペットを貨物室に預けるシステムを採用しています。事前予約必須で追加料金がかかることが多いです。

– 機内持ち込み（キャビン内）: 外資系航空会社の一部では、小型犬であればキャビン持ち込みを許可しています。体重・キャリーサイズなど細かい条件があるため、該当する場合は事前に確認しましょう。

– 短頭種の制限: パグやフレンチ・ブルドッグなど短頭種は、呼吸器リスクの関係で特定期間（夏季など）の輸送を制限する航空会社があります。

IATA基準のクレート準備

クレートは国際航空運送協会（IATA）規定に適合したものが必要です。

強度・通気性・施錠機能などの要件を満たすことが求められ、愛犬が立ち上がっても頭が当たらないサイズが理想的。

クレート選びはペットの安全に直結するため、実績のあるメーカー品を用意し、ペットを慣れさせておくとスムーズです。

当日のチェックポイント

– 食事・水分管理: 搭乗直前に大量の食事をさせるのは避け、軽めに済ませましょう。水分は十分与えつつ、クレート内でこぼれない工夫が必要です。

– 排泄と運動: 事前に散歩をして排泄を済ませ、適度に疲れさせておくことでフライト中のストレス軽減が期待できます。

– 搭乗手続きは余裕を持って: ペット連れは通常の乗客より手続きに時間がかかることが多いです。早めに空港に到着し、航空会社のカウンターで最終確認をしましょう。

クレートについては以下の記事で詳しく解説しています。

現地での過ごし方：快適な旅のコツ

海外旅行先に無事到着してからも、愛犬がストレスなく過ごせるよう環境を整えましょう。

宿泊先の選択

ペットフレンドリーなホテルや民泊を選びましょう。

チェックイン時に「ペットOKの部屋」「館内移動時のルール」などを再確認。ペット料金やデポジットが必要な場合もあるので、予約段階で詳細を把握しておくと安心です。

食事・水分

急にフードを変えると下痢や食欲不振を起こすことも。普段のドッグフードを持参し、慣れさせながら現地のフードへ移行したい場合は徐々に切り替えます。

水についても現地の水道水が合わないことがあります。短期旅行なら、できるだけ市販のミネラルウォーター（軟水）を与えると安心です。

散歩・運動

渡航先のリード着用義務や犬の立ち入り禁止エリアなど、現地のルールを守って散歩しましょう。

ドッグランや公園、ドッグカフェなど、ペットがリラックスできる場所があるか事前に調べておくとスムーズです。

緊急時の対策

渡航先で動物病院に行くことも想定し、24時間対応の獣医情報をメモしておきましょう。

迷子対策として、愛犬には日本国内の連絡先だけでなく、現地の滞在先連絡先やメールアドレスを記載した迷子札をつけるのもおすすめです。

帰国時の手続きと注意点

楽しい海外生活を終えて日本に再入国する際にも、日本の動物検疫手続きを踏まえて準備する必要があります。

事前届出

帰国予定の40日前までに、入国する空港を管轄する動物検疫所へ事前届出を提出しましょう。

必要書類には、現地で取得した健康証明書や狂犬病ワクチン接種証明書などがあります。事前届出が認められると、検疫所から「届出受理書」が発行されます。

狂犬病抗体検査と待機期間

日本は狂犬病清浄国のため、スムーズな再入国にはマイクロチップ装着後の狂犬病ワクチン2回接種、そして抗体価検査・180日待機が重要な要件となります。

不十分だと最長180日間の検疫隔離が発生する場合もあるので、短期旅行でも出国前から帰国を想定した準備を行っておくと安心です。

入国当日の流れ

到着後、空港の動物検疫所に直行して書類を提示し、実際にペットを検査します。

待機期間や書類が整っていれば、通常は数時間で検疫解除となり、ペットと一緒に帰宅できます。

日本帰国時の流れについては以下の記事で詳しく解説しています。

PetAirJPNならではのサポート

海外へペットを連れて行くには多くの手続きと準備が必要ですが、そこをスムーズにサポートしてくれるのがPetAirJPNです。

PetAirJPNのスタッフは、豊富な国際輸送実績と常に更新される最新の輸出入規制を熟知しています。ご自身での手続きが不安な方や、忙しくて準備に手が回らない方は、ぜひ専門家に相談してみてください。

よくある質問（FAQ）

Q1. 「ペットと海外旅行」に必要な手続きは何ですか？

A: マイクロチップ装着、狂犬病ワクチン接種、健康証明書の取得などが必須です。最終的に動物検疫所で輸出検査を受け、「輸出検疫証明書」を入手しましょう。

渡航先が要求する追加書類（輸入許可など）がある場合は早めに準備を始めることをおすすめします。

Q2. 機内持ち込みと貨物室預けではどちらがいいのでしょう？

A: 航空会社の規定によります。日本の航空会社国際線はほぼ貨物室扱いとなることが多いですが、外資系では小型犬をキャビン持ち込みできるケースもあります。

ペットのサイズ・犬種・健康状態などを鑑み、適切な方法を選択しましょう。

Q3. 長時間フライトで犬がストレスを感じないか不安です。

A: クレート選びと事前慣れが鍵です。普段からクレートを快適な場所にしておき、搭乗当日は適度に運動させて落ち着かせてあげるといいでしょう。

心配な場合はPetAirJPNのような専門サポートに相談を。

Q4. 帰国するときも検疫が必要ですか？

A: はい。日本は厳格な狂犬病防疫を実施しているため、輸入検疫が必須です。特に狂犬病抗体価検査と180日間の待機などの要件を満たさないと、空港で長期の係留検疫が発生するリスクがあります。

短期旅行でも帰国時を意識した準備をしましょう。

Q5. PetAirJPNの利用メリットは？

A: 手続きのプロが最新情報に基づいてサポートするため、書類不備や検疫拒否などのリスクを大幅に減らせます。輸送ルートの最適化や万が一のトラブル対応など、個人ではカバーしきれない領域までサポートが受けられます。

そのほかのQ＆Aについては以下のリンクからご覧になれます。

まとめ：ペットと過ごす海外での時間をもっと楽しむために

愛犬と一緒に海外で過ごす時間は、かけがえのない思い出となるでしょう。とはいえ、各国の厳格な検疫要件や航空会社のルールに対応するためには、入念な準備が必要です。

マイクロチップ装着や狂犬病ワクチンなどの基礎的なステップに加え、国に応じた細かな要件もクリアする必要があります。

帰国時も、事前に日本の検疫手続き（抗体価検査や届出）を理解していないと、空港で長期間の隔離が発生するリスクがあります。

そこで、PetAirJPNのような専門サポートを利用すれば、多岐にわたる書類作成や航空会社との調整、さらには到着後のサポートまでをワンストップで任せることが可能です。

大切な家族であるペットの安全・健康を最優先に、飼い主も安心して海外の地を踏めるよう、ぜひプロの力を活用してみてください。

サポートのご案内

– 無料カウンセリングや見積もり依頼を受け付け中です。
– まずは公式ラインから気軽にご相談を。
– 愛犬と一緒に過ごす海外での充実した時間を、一緒に実現しましょう！

参考文献

1. 農林水産省：海外へ犬・猫を連れて行く場合（動物検疫）
2. 米国疾病予防管理センター（CDC）：Bringing an Animal into the United States
3. 欧州委員会：Travel with Pets (Dogs, Cats and Ferrets) to the EU
4. オーストラリア農業水資源省：Bringing cats and dogs to Australia
5. 国際航空運送協会（IATA）：Traveler’s Pet Corner