日本からドバイへのペット移住ガイド2026年版|入国手続きと生活準備

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日本からドバイへのペット移住ガイド2026年版|入国手続きと生活準備

国別ペット事情 / 2025.03.26

最終更新日:2026年7月29日

愛犬・愛猫と一緒にドバイへ移住したいけれど、何から手をつければいいのか分からない——そんな方に向けて、この記事ではUAE(アラブ首長国連邦)入国に必要な書類、日本側の輸出検疫手続き、航空会社選びとクレート準備、そしてドバイ到着後のライセンス登録や現地生活のポイントまでを、2026年7月時点の情報でまとめました。

目次

この記事でわかること

  • UAE入国に必要な輸入許可証・健康証明書・ワクチン証明などの書類一覧
  • 日本の動物検疫所で行う輸出検疫手続きのスケジュール
  • 客室同伴・受託手荷物・貨物輸送、3つの輸送方法の違い
  • 禁止犬種と持ち込み頭数の考え方
  • ドバイ到着後の通関・ライセンス登録の流れ
  • 現地でのペット生活と、猛暑・砂嵐などへの備え
情報のご注意:UAE(ドバイ)の入国要件はMOCCAE(環境気候変動省)が定めるものであり、随時見直されます。本記事は一般的な傾向を整理したものであり、個別の渡航可否を保証するものではありません。渡航前には必ずMOCCAE公式サイト・動物検疫所・かかりつけ獣医師の最新情報をご確認ください。

ドバイでのペット移住、なぜ事前準備が重要?

ドバイは経済成長が著しく、多文化が入り交じる国際都市として移住先に選ぶ方が増えています。治安やインフラ面が充実している点も移住先として選ばれる理由の一つです。一方でUAE(アラブ首長国連邦)は動物の持ち込みに関する規制が細かく、日本とは気候も大きく異なります。輸入許可証の取得、日本側の輸出検疫、航空輸送の手配という複数の準備を並行して進める必要があり、どれか一つでも抜け漏れがあるとスケジュールが崩れてしまいます。

この記事では、出発前に整えるべき書類と手続き、航空会社選びとクレート準備、ドバイ到着後の通関・ライセンス登録、そして現地でのペット生活と猛暑・砂嵐などへの備えまでを順番に解説します。

日本出国前に必要な書類・手続きは?

UAEへペットを連れて行くには、UAE輸入許可証、日本の動物検疫所が発行する輸出検疫証明書(健康証明書)、狂犬病・混合ワクチンの証明書、ISO規格のマイクロチップ証明など、複数の書類をそれぞれ異なるタイミングで準備する必要があります。下表に主な書類をまとめました。

書類名 用途・提示先 主な取得先 備考
UAE輸入許可証(Import Permit) ドバイ入国審査時・貨物地区での書類提示 MOCCAE公式サイト(オンライン申請) 有効期間が定められています。最新の有効期間・申請料はMOCCAE公式サイトでご確認ください
健康証明書(輸出検疫証明書) 日本出国時・UAE入国時に提示 日本の動物検疫所 検査希望日の14日前までに申請し、出発10日以内に検査を実施
狂犬病ワクチン証明書 UAE当局・航空会社への提示 日本の動物病院(英文併記が望ましい) 初回接種や接種を中断した場合は、渡航前に一定の間隔を空ける必要があります(有効期間内の追加接種では通常不要)。最新の要件はMOCCAE公式サイトでご確認ください
混合ワクチン証明書 犬・猫それぞれの感染症の証明 日本の動物病院 ロット番号・マイクロチップ番号もあわせて記録しておくと安心です
マイクロチップ証明 個体識別のため必須 日本の動物病院(装着) ISO 11784及び11785に適合するマイクロチップ(15桁)
航空会社指定書類 貨物扱い・客室同伴時に必要な場合あり 利用する航空会社の公式サイト 体重・サイズ・クレート情報などを記入

UAE輸入許可証(Import Permit)の取得

ペットをUAE(ドバイを含む)へ連れて行くには、事前にUAE環境気候変動省(MOCCAE)から輸入許可証を取得する必要があります。申請はMOCCAE公式サイトからオンラインで行い、ペットの種別・年齢・毛色・マイクロチップ番号、ワクチン接種情報、フライト情報などを登録します(出典: MOCCAE公式サイト「Import Permit for Pets」、2026年7月確認)。

許可証には申請時に定められた有効期間があり、期限内に入国できないと再申請が必要になります。有効期間や申請料は変更されることがあるため、航空券を予約する前にMOCCAE公式サイトで最新の情報を確認しておきましょう。

また、個人でペットを持ち込める頭数には上限が設けられています。複数頭を連れて行く場合は追加の手続きが必要になることがあるため、早めにMOCCAE公式サイトまたは現地窓口に確認しておくと安心です。

日本の輸出検疫証明書はいつまでに準備する?

日本から海外へ犬・猫を連れて出国する際は、出発空港を管轄する動物検疫所で輸出検査を受け、英語版の健康証明書(輸出検疫証明書)を発行してもらいます。検査希望日の14日前までにNACCS(動物検疫関連業務)を利用して輸出検査を申請し、出発10日以内に検査を受けたうえで証明書が交付されます(出典: 動物検疫所「犬、猫を輸出するには」、2026年7月確認)。「申請も検査も10日前まで」と混同しやすい部分ですが、申請期限と検査実施のタイミングは別の期限として覚えておくと安心です。

証明書はUAE入国時にも提示が求められる最重要書類の一つです。日本出発日が決まり次第、動物検疫所に相談してスケジュールを逆算しておきましょう。

狂犬病ワクチン・混合ワクチン・マイクロチップのポイント

狂犬病ワクチンは、UAE入国および航空会社への提出書類として必須です。初回接種の場合や接種を中断した場合は、渡航前に一定の間隔を空けるよう求められることがありますが、有効期間内に継続して追加接種(ブースター接種)を行っている場合は、通常この待機は不要とされています。待機の要否や具体的な日数は変更される可能性があるため、MOCCAE公式サイトで最新の要件をご確認ください。英文の接種証明書を動物病院で発行してもらうと、手続きがスムーズになります。

犬はジステンパー・パルボ・伝染性肝炎・レプトスピラ症など、猫は猫汎白血球減少症・ウイルス性鼻気管炎・カリシウイルスなどの混合ワクチンについても、証明書の提示が必要です。未接種のままだったり証明書に不備があったりすると、入国時に返送や没収などの措置につながる可能性があるため、渡航前に必ず接種と証明書の発行を済ませておきましょう。ワクチン実施日やロット番号を記録として残しておくと安心です。

マイクロチップは、ISO 11784及び11785に適合する15桁のものが必須です。動物病院で装着したあと、別の読み取り機でも正しく読み取れるか確認しておくと、検疫や空港での手続きがスムーズになります。

禁止犬種と持ち込み頭数の考え方

UAEでは、ピットブル系・マスティフ系・土佐犬など、危険犬種に分類される複数の犬種の輸入・飼育が禁止されています。雑種犬であっても外見や血統が近いと判断されると、入国を認められない可能性があります。犬種名や対象範囲は見直されることがあるため、最新の禁止犬種リストはMOCCAE公式サイトでご確認いただき、判断に迷う場合は獣医師やブリーダーにも相談しておくと安心です。

頭数についても制限が設けられています。複数頭を一緒に連れて行く場合は追加の申請や審査が必要になることがあるため、早めにMOCCAE公式サイトで確認しておきましょう。

UAE輸入許可証をMOCCAE公式サイトから申請する(有効期間内に入国できるよう日程から逆算)
日本の動物検疫所へ輸出検査を申請する(検査希望日の14日前まで)
出発10日以内に輸出検査を受け、健康証明書を受け取る
狂犬病ワクチン・混合ワクチンの証明書を動物病院で英文発行してもらう
ISO規格のマイクロチップが正しく読み取れるか確認する
禁止犬種に該当しないか、MOCCAE公式サイトで確認する

UAE行きの手続き、順番に迷っていませんか?

渡航予定時期とペットの状況をお知らせください。
輸入許可証・ワクチン・検疫証明書の進め方を順番にご案内します。

航空会社選びとクレート準備のポイントは?

ドバイ行きの主な選択肢はエミレーツ航空・エティハド航空・カタール航空で、それぞれ客室同伴の可否や経由地が異なります。ペットの体格や渡航ルートに応じて、適した航空会社とクレートを選びましょう。

エミレーツ航空・エティハド航空・カタール航空の違い

エミレーツ航空はドバイ国際空港(DXB)に直行し、ペットは客室に同伴できず貨物扱いが基本です。貨物地区でペットを受け取る際には別途手数料が発生する場合があります。最新のペット輸送条件はエミレーツ航空公式サイトでご確認ください。

エティハド航空は拠点がアブダビ(AUH)で、条件を満たす小型犬・猫に限り客室同伴を認める場合があります。体重やケージサイズの条件は変更されることがあるため、最新の条件はエティハド航空公式サイトでご確認ください。アブダビ到着後にドバイへ移動する場合は、陸路の移動手段もあわせて手配しておく必要があります。

カタール航空はドーハ経由でドバイへ向かう便があり、ペットの輸送区分(受託手荷物か貨物か)はルート・機材・ペットのサイズなどの条件によって異なります。乗り継ぎ時間の確保が必要なため、スケジュールには余裕を持たせましょう。各社の運航状況やペット輸送条件は変更されることがあります。最新の輸送区分・運航状況は各航空会社の公式サイトで必ずご確認ください。

航空会社 ドバイへのルート 客室同伴 貨物輸送 特記事項
エミレーツ航空 直行便(DXB着) 不可 可能 ドバイ国際空港に直接到着
エティハド航空 アブダビ(AUH)経由 条件付きで可能な場合あり 可能 アブダビからドバイへの陸路移動が必要
カタール航空 ドーハ経由 不可 可能 受託手荷物または貨物として輸送(区分は条件により異なる)。乗り継ぎ時間の確保が必要

クレート選びで気をつけることは?

クレートはIATA(国際航空運送協会)が定める生きた動物の輸送基準に適合したものを用意しましょう。ペットが立ち上がり、方向転換できる十分な大きさで、頑丈な素材と壊れにくい施錠機構を備えていることが基本条件です。

項目 詳細事項 備考
サイズ ペットが立ち上がり、Uターンできる余裕があること 短頭種・大型犬は規定サイズを超えやすい
素材 頑丈なプラスチックまたは繊維強化材(FRPなど) 金網タイプはNGとする航空会社もある
通気口 複数面に十分な通気孔が設けられていること 貨物室は気温が上昇しやすいので通気重視。必要な面数は航空会社・クレートの規格により異なります
施錠方法 金属製ボルト・ナットなど壊れにくいロック機構 簡易クリップやプラスチックネジは不可とされる場合がある
給水・給餌ボトル クレート扉に外から給水できる器具を装着 長時間フライトでの水分補給に重要
内部の敷物 吸水シートやタオルを敷き、揺れや粗相に備える ペットが慣れたタオルや毛布でストレス軽減

クレートの選び方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

ペットの飛行機輸送に適したペット用クレート(ゲージ)の選び方

短頭種の輸送制限は?

パグやフレンチブルドッグなどの短頭種は熱中症のリスクが高いため、夏季の輸送を制限・禁止している航空会社が少なくありません。対象となる犬種や時期は航空会社によって異なるため、渡航を予定している航空会社の公式サイトで必ずご確認ください。

短頭種の航空輸送については、以下の記事でも詳しく解説しています。

短頭種犬の飛行機搭乗ガイド|鼻の低い犬との安全な空の旅のための準備と注意点

輸送費用はどう考えればいい?

輸送費用は、ペットのサイズ・体重、利用する航空会社、専門業者を利用するかどうかによって大きく変わります。具体的な金額は時期や為替レートによっても変動するため、この記事では目安の金額を示していません。見積もりが必要な場合は、利用予定の航空会社、またはPetAirまでお問い合わせください。

客室同伴・受託手荷物・貨物、輸送方法の違いは?

ペットを飛行機で運ぶ方法には、客室に同伴する方法、受託手荷物として貨物室に預ける方法、貨物(カーゴ)として単独で送る方法の3つがあります。ドバイ行きの場合、主要な航空会社では客室同伴が制限されているため、多くのケースで受託手荷物か貨物のいずれかを選ぶことになります。

客室(キャビン)に同伴する方法

小型の犬や猫であれば、航空会社によっては客室内に一緒に連れて入ることができます。一般的には、ペットとキャリーケースを合わせた重さやケースのサイズに条件が設けられており、前の座席の下に収まる大きさであることが求められます。

日本発着の国際線では、JAL・ANAともにペットの客室持ち込みを認めていません。ドバイ行きの主要路線でも、エミレーツ航空など客室同伴を原則認めていない航空会社が多く、貨物室での輸送が基本となります。一部の航空会社では条件を満たせば客室同伴が可能な場合もありますが、追加料金や細かい条件が設けられているため、利用予定の航空会社に直接ご確認ください。

受託手荷物として預ける方法

多くの飼い主が利用するのがこの方法です。飼い主と同じ旅客機に搭乗する場合、ペットは客室ではなく、与圧・空調が管理された貨物室で輸送されます。搭乗手続きの際に専用のクレートに入れたペットをチェックインカウンターで預け、到着地では通常の受託手荷物とは別のエリアで引き渡されます。

JAL・ANAの国際線でペットを同行する場合は、この方法が基本です。手続きが比較的シンプルで、追加手荷物料金として扱われる点がメリットですが、ペットを客室で見守れないことと、重量・サイズの制限がある点はデメリットです。たとえばANA国際線では、ペットとケージの合計重量が45kgを超える場合は受託不可となります(出典: ANA公式サイトANA Cargo公式サイト、2026年7月確認)。機体ごとに貨物室の収容数にも限りがあるため、必ず事前予約が必要です。

夏季の一部期間や短頭種など、安全上の理由で受託手荷物として預かれない航空会社もあります。乗り継ぎがある旅程では、水や餌やりができない時間が生じることもあるため、経由地でのケアについても事前に確認しておきましょう。

貨物(カーゴ)として送る方法

飼い主が同じ便に搭乗しない場合や、航空会社の規定で受託手荷物として預けられない場合は、ペットを貨物扱い(単独輸送)で送ります。この場合、航空貨物用のAir Waybill(航空貨物運送状)が発行され、輸出入それぞれの通関業務は貨物代理店が担います。

エミレーツ航空でドバイへ送る場合は、同社の貨物部門(Emirates SkyCargo)を通じて予約・発送する形になります。貨物扱いのメリットは重量・サイズの制限が緩和され、大型犬でも輸送しやすいことと、飼い主が別便で移動できるためスケジュールを柔軟に組めることです。一方で費用が高くなりやすいことと、通関手続きが複雑になりやすいことがデメリットです。個人で手配することもできますが、多くの場合はペット専門の輸送業者に依頼します。

ドバイ到着後の入国・通関の流れは?

ドバイ国際空港に到着したペットは貨物ターミナルへ運ばれ、飼い主または代理人が書類提示・検疫官の確認・通関手数料の支払いという流れで手続きを行います。問題がなければ、その場で引き取ることができます。手続きの詳細や最新の運用はUAE環境気候変動省(MOCCAE)公式サイトでご確認ください。

1

書類提示

UAE輸入許可証、日本の健康証明書(輸出検疫証明書)、狂犬病・混合ワクチン証明、マイクロチップ証明を提示します。

2

検疫官による確認

書類と健康状態に問題がなければ、その場で引き取りの許可が下ります。要件を満たせば無隔離での引き取りが可能な場合が多いとされていますが、書類に不備があると追加確認や検査が必要になることがあります。

3

通関手数料の支払い

貨物地区での通関手数料が発生します。金額は変動するため、詳細はMOCCAE公式サイトまたは現地窓口でご確認ください。

貨物地区での通関手数料のほか、到着後にはドバイ市へのペット登録料や動物病院の初診料など、いくつかの費用が発生します。具体的な金額は時期や為替レート、利用する施設によって変わるため、この記事では目安の金額を示していません。下表の項目を参考に、事前に現地の動物病院やドバイ市当局の窓口で確認しておくと安心です。

項目 内容
空港貨物地区の通関手数料 頭数などによって金額が異なります
ドバイ市ペット登録料 ライセンスタグ発行費用。ワクチン更新のたびに申請が必要です
動物病院初診料 診療内容により金額が変わります
トリミングサロン 犬のサイズや毛量によって金額が異なります
ペットホテル(宿泊) 繁忙期や施設のグレードによって金額が異なります
ペット可物件の賃貸差額 デポジットや追加クリーニング費用が上乗せされる場合があります

※上表は一次情報での金額確認ができていないため、具体的な金額は記載していません(2026年7月時点)。最新の金額は各窓口・施設に直接ご確認ください。

ドバイでのペットライセンス登録と法律上の義務は?

ドバイでは、犬・猫を飼う場合にドバイ市当局によるライセンス登録が法律で義務づけられています。登録には狂犬病ワクチン証明・マイクロチップ番号・飼い主の身分証明書などが必要です。詳しくはドバイ市(Dubai Municipality)公式サイトでご確認ください。

登録は動物病院やオンライン窓口で行えます。多くの動物病院ではライセンス登録も同時に行ってくれるため、到着後1週間以内をめどに動物病院を訪れ、健康チェックとあわせて登録を済ませておくと安心です。ワクチンの更新にあわせてライセンスの更新申請も必要になるため、更新のタイミングを忘れないようにしましょう。ライセンス登録をしないまま公共の場に連れて行くと、罰則の対象となる可能性があります。

やるべきこと 避けるべきこと
散歩時は必ずリードをつけ、公共エリアでの制御を徹底する リードなしで犬を公共の場所に放す(罰則の対象となる場合があります)
ドバイ市へのライセンス登録を行い、ワクチン更新にあわせて登録も更新する 未登録・ワクチン未接種のまま飼育する
フンは必ず持ち帰り、周囲に迷惑をかけないよう処理する 公共のビーチや多くの公園へ犬を連れ込む(施設により禁止されている場合があります)
夏場は早朝・夜間に散歩し、熱中症や肉球のやけどを防ぐ 日中の熱いアスファルトを長時間歩かせる
地域や施設のルールを確認し、必要な場合は口輪などの装着を検討する 吠えやすい犬を公共の場で野放しにする(周囲とのトラブルの原因になります)

ドバイでのペット生活:住まい・病院・保険は?

住まいはアパートとヴィラ、どちらを選ぶ?

ドバイでの住まい選びは、アパート(マンション)とヴィラ(一軒家)が主な選択肢です。それぞれ一長一短があるため、ペットの体格や飼育スタイルに合わせて検討しましょう。

アパート(マンション)

  • 市街地近くで利便性が高い
  • 共用スペースでのペット管理ルール(エレベーターでの抱きかかえ、鳴き声対策など)が厳しいことが多い
  • 家賃は郊外のヴィラより抑えやすい傾向(高級エリアは例外)

ヴィラ(一軒家)

  • 庭や駐車スペースがあり、暑い時期も屋外で過ごしやすい
  • 家賃や光熱費が高額になりやすい
  • ペット飼育可の物件は見つけやすいが、コミュニティごとに細かいルールが異なる

物件探しでは、契約前に必ず書面でペット飼育可を確認しましょう。特に大型犬は制限がある物件も多いため、事前確認が欠かせません。ペット用の追加デポジットが必要なケースもあるため、予算に組み込んでおくと安心です。

動物病院・トリミングサロン・ペットホテル事情

ドバイ市内には英語やアラビア語に対応する動物病院が数多くあり、24時間対応のクリニックもあります。医療水準は高い一方、診療費は日本より高いと感じる方も少なくありません。トリミングサロンやペットホテルも増えており、旅行シーズンは早めの予約をおすすめします。

ペット保険とペットシッターの活用

病院費が高額になりやすいドバイでは、海外でも使えるペット保険を検討する飼い主も多くいます。適用範囲や免責内容は保険会社・プランによって異なるため、加入前によく確認しておきましょう。

旅行や出張、緊急時に備えて、信頼できるペットシッターやペットホテルを事前に確保しておくと安心です。英語でのコミュニケーションが基本になるため、事前に見学や打ち合わせをしておくとスムーズです。ドバイにはペット関連のオンラインコミュニティも充実しており、現地の最新情報や口コミを集める際に役立ちます。

近年はドッグパークやペット同伴可のカフェも増えており、事前に調べておくとペットとの外出の選択肢が広がります。散歩や外出のマナーは前章のとおりですが、公共交通機関やショッピングモールではペットの立ち入りが制限されている場合が多いため、外出前に施設のルールを確認しておくと安心です。

猛暑・砂嵐・停電などのリスク対策は?

猛暑対策

ドバイの夏は気温が40℃を超えることも珍しくなく、日中のアスファルトはさらに高温になります。室内でも冷えた水を常に用意し、冷却マットやクールベストを活用しましょう。散歩は日中を避け、早朝・夜間に限定するのが基本です。散歩の際は肉球保護用のブーツやジェルを活用すると、路面の熱によるやけどを防ぎやすくなります。

砂嵐・停電への備え

砂嵐の際はドアや窓を閉め切り、空調フィルターのメンテナンスや空気清浄機の活用を検討してください。呼吸器系に弱いペットの場合、室内環境をできるだけ清潔に保つことが大切です。外出後は肉球についた砂をよく拭き取りましょう。

夏のピーク時には停電が発生する可能性もあります。エアコンが止まるとペットが熱中症になるおそれがあるため、冷却マットや予備電源の準備を検討しておくと安心です。

緊急時の避難や一時預け先の確保

動物病院・ペット保険会社・ペット輸送業者など、緊急連絡先を一覧にまとめておくと安心です。ペットの健康証明書やワクチン記録はデジタルコピーとともに保管し、急な帰国や旅行が必要になった場合に備えて、信頼できるペットホテルやペットシッターの連絡先も常に把握しておきましょう。

準備でよくある失敗・注意点は?

NACCS申請と検査実施の期限を混同する — 「検査希望日の14日前までに申請」「出発10日以内に検査」という2段階の期限を、1つの期限だと思い込んでしまうケースが目立ちます。
輸入許可証の有効期間を確認せずに航空券を変更する — 発行後の有効期間内に入国できるよう、日程が変わったら必ずMOCCAE公式サイトで有効期間を確認しましょう。
マイクロチップの読み取りテストを省略する — 装着後に別の機械でも読み取れるか確認しないと、検疫や空港で照合できないトラブルにつながることがあります。
禁止犬種の判定を自己判断で済ませる — 雑種犬でも外見や血統によって対象になり得るため、必ずMOCCAE公式サイトや専門家に確認しましょう。
為替レートを固定して費用を見積もる — AEDと日本円のレートは変動するため、費用の目安は都度最新のレートで確認することをおすすめします。

出発前チェックリスト(時系列で確認)

準備は時系列で整理すると抜け漏れを防ぎやすくなります。目安のタイミングとあわせて確認しましょう。

1

渡航3ヶ月前ごろ

  • 渡航スケジュールと輸送方法(客室同伴・受託手荷物・貨物)の検討を始める
  • 狂犬病・混合ワクチンの接種計画を動物病院と相談する
2

渡航1〜2ヶ月前ごろ

  • MOCCAE公式サイトからUAE輸入許可証を申請する
  • クレートを用意し、ペットを慣らし始める
  • ペット可の住まい探しを進める
3

検査希望日の14日前まで

  • 動物検疫所へ輸出検査をNACCSで申請する
4

出発10日以内

  • 動物検疫所で輸出検査を受け、健康証明書を受け取る
  • マイクロチップの読み取りを再確認する
5

前日〜当日

  • 必要書類一式(輸入許可証・健康証明書・ワクチン証明)を再確認する
  • クレート内の敷物・給水ボトルを準備し、空港でチェックイン手続きを行う

PetAirにできることは?

PetAirは、ドバイへの渡航にあたって、書類準備の進め方のご案内や動物検疫対応に関する情報整理を行っています。また、エミレーツ航空・エティハド航空など航空会社・貨物代理店との連携調整や、通関対応のご案内、空港での引き渡しまで、渡航に関わる一連のサポートを行っています。渡航先・出発予定時期・ペットの状況をお知らせいただければ、必要な準備期間と進め方をご案内します。

書類の作成や各種申請そのものを代行するものではなく、必要な情報整理や手続きの流れのご案内が中心です。入国の可否やフライトの確約、ペットの健康状態を保証するものでもありません。動物病院での処置やワクチン接種、健康管理については、飼い主さまとかかりつけの獣医師にご相談ください。料金は渡航先・時期・ペットの状況により異なるため、お問い合わせの際に概算をお伝えします。「この国への移動は可能か」「必要な準備期間はどのくらいか」など、気になる点があればお気軽にお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q. UAE入国に必要な書類は何ですか?
UAE輸入許可証(MOCCAE発行)、日本の動物検疫所が発行する輸出検疫証明書(健康証明書)、狂犬病・混合ワクチンの証明書、ISO規格のマイクロチップ証明などが必要です。それぞれ取得のタイミングが異なるため、早めにスケジュールを組みましょう。
Q. ドバイ行きの直行便でペットを客室に同伴できますか?
エミレーツ航空では原則として客室同伴が認められておらず、貨物扱いとなります。エティハド航空では条件を満たす小型犬・猫に限り客室同伴が可能な場合がありますが、条件は変更されることがあるため、利用予定の航空会社公式サイトで最新情報をご確認ください。
Q. 日本の輸出検査はいつまでに申請すればいいですか?
検査希望日の14日前までにNACCSを利用して申請し、出発10日以内に検査を受けます。「申請も検査も10日前まで」と混同しやすいので、この2段階を分けて覚えておきましょう。
Q. 禁止犬種に該当するかどうかはどう確認すればいいですか?
UAEではピットブル系・マスティフ系・土佐犬など複数の犬種の輸入が禁止されています。雑種犬でも外見や血統が近いと判断されると入国できない可能性があるため、最新の対象リストはMOCCAE公式サイトで確認し、判断に迷う場合は獣医師にも相談してください。
Q. ドバイ到着後に隔離期間はありますか?
要件を満たしていれば無隔離で引き取れる場合が多いとされていますが、書類に不備があると追加確認や検査が必要になることがあります。必要書類はすべて揃えたうえで、余裕を持ってドバイに到着しましょう。
Q. 手続きや準備について相談したい場合はどうすればいいですか?
渡航先・出発予定時期・ペットの状況をお知らせいただければ、必要な準備期間や進め方について個別にご案内します。料金は状況により異なるため、お問い合わせの際に概算をお伝えします。

まとめ:段取りを分ければドバイでのペット移住は無理なく進められる

ドバイへのペット移住は、UAE輸入許可証の取得、日本の輸出検疫手続き、航空会社選びとクレート準備、そしてドバイ到着後のライセンス登録という複数のステップを、それぞれ異なるタイミングで進める必要があります。どれも早めに着手すればスケジュールに余裕を持って対応できます。

現地では猛暑や砂嵐への備え、ペット可物件探し、動物病院やペット保険といった生活面の準備も欠かせません。書類の準備、航空輸送の手配、到着後の生活セットアップと、やるべきことは多岐にわたりますが、時系列で一つずつ整理すれば無理なく進められます。渡航先・出発予定時期・ペットの状況をお知らせいただければ、PetAirが必要な準備期間と進め方をご案内します。

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執筆: PetAirJPN 編集部(国際ペット輸送の実務チーム)

※この記事の情報は2026年7月時点のものです。各国の検疫規制・航空会社のポリシーは予告なく変更されることがあります。本記事は一般的な情報提供であり、個別の渡航可否・要件の確定判断は、各国当局・動物検疫所・航空会社の最新の公式情報を必ずご確認ください。

参考文献:UAE環境気候変動省(MOCCAE)公式サイトMOCCAE 輸入許可証サービスページMOCCAE 禁止犬種に関する情報在日アラブ首長国連邦大使館農林水産省 動物検疫所エミレーツ航空(ペット輸送案内)エティハド航空(ペット渡航ガイド)ANA国際線ペット案内ANA Cargo 動物輸送規定ドバイ市(Dubai Municipality)公式サイト

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